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就活準備はいつから始めるべきか?大学3年からの就活準備

経団連の取り決めで、解禁時期がコロコロ変わる「就活」ですが、いつから就活準備を始めればよいかという議論は様々あるようです。特に大学3年生になったら就活が間近に迫るようになってくるでしょう。本稿では、いつからどんなタイミングで就活準備を始め、どのようなことを意識すればよいか紹介致します。あなたにとって、これからの就活準備の参考になれば幸いです。

就活準備ではどんなことを注意すべきか? 企業・採用担当者の視点

 営利企業を実施する企業の視点・社風に合いそうで、逃げない学生を探す採用担当者の視点、この2つを抑えないと的外れな準備になり、内定は取れないでしょう。これから就活準備を始めるあなたにこの2つの視点を解説します。

採用担当者

(1)就活における企業の視点

 まず、大前提として、企業は営利行為を行っています。黒字を生み、雇用を創造し、新しいビジネスを展開しているのです。それゆえ、入社して実際に企業の利益や売り上げに貢献してくれそうな学生を採用します。逆に、ビジネスへの志向が全くない学生に入社されてしまい、採算度外視なビジネスを展開されても、企業が倒産してしまいかねないです。従って、学生時代の延長でビジネスのフィールドでも活躍できそうな学生を採用するのです。

(2)就活における採用担当者の視点

 そして、採用担当者は企業の顔として、企業のビジネスに貢献してくれそうな学生を選んで採用しています。具体的には、企業の理念に考え方が似ており、成功体験を企業の活動でも応用でき、困難から逃げない学生を採用します。新卒採用においては、採用担当者は即戦力というより学生の潜在性を見ているため、成長する可能性が一番図りやすい、学生の価値観・困難への立ち向かい方で採用可否を判断しています。人事としてもビジネス上に様々な困難(交渉や取引先とのトラブル等)で逃げずに立ち向かって長く働いてくれる学生の方が育成コストに見合うと考えているのです。いつから就活準備を行うにしてもこの視点だけは必ず押さえるべきです。

就活準備はいつから行うべき? 大学3年の「夏」を一つの目安に

企業・人事の視点を抑えたら、具体的にいつから就活準備を始めるかに移りますが、3年の夏から企業の短期インターンが開始されるので、出来る人は春先から徐々に準備を始めるのが良いでしょう。次項で何をやるか詳細に説明しますが、半年・3ヵ月スパンで何か結果が出るまでやり遂げた経験を持つことができるからで、ちょうと企業が半年・3ヵ月でプロジェクト進捗を点検するのと同じ要領で備えることができるからです。大学3年時で、部活や研究の兼ね合いで、いつから就活準備を始めようか悩んでいる場合は半年・3ヵ月スパンで検討してみましょう。

就活生

大学3年になって就活準備では何を行う?

(1)大学1、2年での自分の経験を振り返ってみよう

 まず、大学3年での就活準備では、「頑張ったこと、結果が出た経験」を書き出して整理してみることから始まります。そして、整理する中でそれぞれの活動の中で経験した困難も振り返ってみましょう。経験を振り返る中で、自分がどんなことを重視していたか振り返ってみれば、自分の考え方と困難に対する立ち向かい方が鮮明になるでしょう。大学3年時で振り返ってみて出てきた価値観と業界や企業を照らし合わせてみれば、自分と合っている業界がおぼろげながら出てくるでしょう。ある種、ここで出てきた志望業界は自分にとっての仮説になるので、OBOG訪問等を通じて確かめて確固たる志望業界にしていきましょう。

(2)就活準備は大学3年からでも遅くない!何かやり遂げた経験を持とう!

 仮に、上記のように自分の経験でやり遂げた経験や頑張ったことがない人でもまだ間に合います。半年かけて活動して、自分の経験を持ちましょう。企業は決められた期間で何かしらの成果や結果を出した人を採用したがる傾向にあるので、不安を抱く前に行動を起こしましょう。採用市場で体育会系学生が圧倒的強さを誇るのは、決められた目標(例えば日本一になる等)に向けてどんなアクションを取ったのかがイメージしやすく、企業としても他の学生と比べて評価しやすいから内定率が高いのです。

(3)就活準備:そのほかのアクション(キャリアセンター、就活塾など)

 加えて、大学3年になったら、他の手法でも就活準備が可能です。例えば、大学のキャリアセンターに行ってキャリアカウンセラーの話や先輩の話を聞いてみたり、インターネットで情報収集してみたり、情報が集まっているプロのキャリア指南が受けることの出来る就活塾の利用等、様々あります。また、企業に勤めている先輩を捕まえてOBOG訪問を実施して、実際に企業で働いてみての実感やギャップをヒアリングするのもありです。情報収集が十分だと感じたら、経団連に加盟していないベンチャー企業や外資系企業の選考を受けて自分の腕試しを行い、何が足りないのか確かめるのも本番の解禁時に向けての最高の就活準備になるでしょう。

就活塾の風景

就活準備の参考に以下の記事も、参照してみてください。

「就活スタートは持ち物をそろえるところから!役立つアイテム15選」

「就活にかかせない!おすすめのお役立ちアプリ18選」

就活塾的まとめ:就活準備で最高のスタートを切るために

大学3年からの就活準備についてまとめてきましたが、何よりも重要なのは独りよがりな学生間だけのコミュニケーション(=あれやこれの指示代名詞だけの意思疎通)ではなく、企業や人事を意識しつつ自分の価値観を表現できるようになることが重要です。そして、やみ雲に準備するのではなく、やり遂げた経験を持てるように動けば、おのずと企業から評価されるようになるでしょう。

今まで経験してきた受験とはやや違い、試験1発勝負ではなく、うまく「ゴール=自分の求めるキャリアを掴む」かのアプローチが出来た人が結果に恵まれますので、マラソンのような感覚で中長期的に自分のキャリアのスタートとして動いていきましょう!

また、学生の方の中には就活について不安な方もいるでしょう。

就活について多くの情報を知りたい場合は「就活塾」の利用をおすすめします。

「就職活動のことは気になるけれども、どう進めて行けばいいのかわからない」

そのような就活生にとっては「就活塾」を利用するのも一つの方法です。

この記事の著者

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長田健/Ken Osada

早稲田大学政治経済学部卒業。在学中はビジネスコンテストや学生団体の代表を経験するとともに、ベンチャー企業で100名以上の留学生のエントリーシート添削を行うなど、就活支援業務に従事。大学卒業後は大手損害保険会社に入社し法人営業業務に汗を流す。その後コンサルティングファーム、ベンチャー企業の採用支援の業務を経て、現在は医療機関の経営支援業務に従事する傍ら、学生のキャリア支援を行っている。

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