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リクルーター制度・リクルーター面談って何?気になる実態を解明

最近注目されているのが「リクルーター制度」。
公式の採用活動とは別に、企業がおこなっているスカウト活動のようなものです。
ふだん行っている面接や提出したESから、あなたに目をつけている企業がいるかも!?

今回はそんな気になるリクルーター制度の特徴や注意点、そして実際にリクルーター面談に行くことになったらどんなことに気をつけるべきかを紹介します!

リクルーター制度っていったい何!?就活でどんな意味が?

リクルーター面接
リクルーター制度は、いわゆるスカウト活動のようなもので、公式とは別におこなう採用活動の一種です。
多くの企業にはリクルーターと呼ばれる社員がおり、優秀だと思う学生に選考前や選考中に声をかける役割があります。
そして声をかけた学生と面談をおこない、その学生が自社に本当に来てほしい人材かどうかを確かめるのです。
この面談に成功すれば、ほかの学生よりもぐっと内定に近づくことができます!

リクルーター制度は以前からおこなわれていましたが、近年ではその動きがさらに活発になりました。
売り手市場が長く続いたゆえ、優秀な学生に「ぜひうちに来てもらいたい!」と願う企業が増えたからです。

ただし、どの業界もおこなっているわけではなく、銀行や保険会社などの金融業界が多いとされています。
金融業界を狙っている方は、特に注目しておきたいところですね!
もちろん金融業界以外でも見受けられ、メーカーなどでリクルーター制度を利用しているところもあります。

リクルーター面談ってどんなもの?

就活塾講師
では、リクルーター制度による面談とはどんなものなのでしょうか。
これは「リクルーター面談」と呼ばれており、実際の就活における面接と同じような意味合いを指します。
あとで詳しく説明しますが、内容も実際の採用試験と同じようなことを聞かれることが多いようです。

しかしながら、一般の採用面接と違い、カジュアルにおこなわれるのがリクルーター面談の特徴。
たとえばカフェやレストランでお茶しながら、ランチを食べながら、などといったように、採用試験に比べて和やかな雰囲気でおこなわれることが多いとされています。
面談自体も、面談といって呼び出されることは少なく、懇親会に招待されたり、OBOGからコンタクトを受け、OBOG訪問の形で自然と面談になったりすることがあります。

企業がリクルーター制度を利用するワケとは?

企業のリクルーター
企業が積極的にリクルーター制度を利用する理由は、優秀な学生をスカウトするためとされています。

しかしながら、じつはそれ以外にも意図があるのです。
リクルーター面談をおこなう3つの理由をご紹介しましょう。

理由①:自社のアピールをするため

学生と密に話せるリクルーター面談の場は、ある意味企業も自分たちの会社の魅力をアピールできる場になります。
優秀な学生に、自分たちの企業のよさを知ってもらいたいと考えたとき、リクルーター制度は有効な手段といえるのです。

理由②:就活の動向を探るため

学生が企業と直接話す機会も少ないですが、企業もまた、学生と話し合う機会が少ないもの。
だからこそ、リクルーター面談などで直接学生と密に話し合い、就活にまつわる情報を手に入れようとする傾向があります。
最近の就活事情や学生たちの傾向、自社にどれくらい興味を持ってくれている学生がいるかなどを確かめることにも利用しているのでしょう。

理由③:内定辞退の防止

せっかく内定を出しても、入社してくれない学生だっています。
しかしリクルーター面談をおこなえば、学生がこちらに関心があるのかどうかもわかりますし、自社に本当に入りたい学生をキャッチできるというメリットがあります。
普通に採用活動をおこなうよりも、内定辞退をされにくくなるのです。

理由④:より質の高い採用活動をおこなうため

リクルーターたちは説明会や就活サイトなどから、自社に興味を持ってくれている学生をチェックしています。
そのなかでより優秀な学生をスカウトしようとしているわけですから、「自社に関心がある+自社の求めている人物像に近い学生」を効率的に呼びかけることができます。

リクルーター制度やリクルーター面談、学生にとってはどんなメリットがあるの?

学生と社会人
リクルーター制度は、企業が学生を青田買いする制度であるため、企業のメリットが目立ちがちですが、学生にも多くのメリットがあります。以下の2つのメリットを見てみましょう。

①選考段階をある程度スキップできる

もっとも大きなメリットとして、数多くの選考段階をスキップできるということがあります。
たとえばリクルーター面談でうまくいけば、あとは最終面接や役員面接を受けるだけになることも。
通常は履歴書やESを出して、筆記テストをして、面接を繰り返して、と採用ステップが多くありますから、それを一気にスキップできるのはラッキーですよね。

②リクルーターによって社風や企業の考え方がわかる

もう一つのメリットは、
リクルーター=実際に働いている社員に会って話ができることが挙げられます。

企業で働くリアルな社会人に会える機会は、なかなかありませんよね。
いざ会うときは面接や説明会のときなど、直接話せる機会が限られていたりします。
だからこそ、リクルーターに会うことで蜜に企業の方と接することができ、実際の社風や理念、
働き方を知ることができるのです。

リクルーターに実際声をかけられるのはいつ?

就活塾風景
ほかの学生よりも一歩リードできるリクルーター制度は、利用できるなら利用しておきたいところですよね。
しかしながら、この制度はスカウトのようなものであり、全ての学生に声がかかるというわけではありません。
では、いつどんなときに声がかけられているのでしょうか?

就活塾でもアンテナを張っている情報になります。リクルーターが動いているタイミングを是非知っておいてください。

■プレエントリーの時期

就活が始まって間もないこのプレエントリーの時期、じつはすでに、リクルーターたちは目を光らせています!
基本的に地方の銀行などが多いのですが、地元出身の学生たちにあらかじめ声をかけ、自社に興味を持ってもらうことを目的としています。Uターン就職などを考えている方は、期待したいところですね。

■会社説明会

あなたが何気なく受けている会社説明会、じつはリクルーターのチェックが入っているかもしれません。自社に関心を寄せている学生を見たり、学生にアンケートをとって、その内容からリクルーター面談を受けてもらうかどうか判断したりすることもあるようです。

■ESの提出

ESは学生がどれだけ企業に関心があるかをチェックできる格好の書類です。
「この学生は自社にこんなにも興味を持ってくれている」と知ることができれば、リクルーターも声をかけやすいからです。

■OBやOGからのコンタクト

OB、OGからコンタクトをもらう可能性もあります。
または、OBOG訪問をした人の中から、自社に入りたいと思った人にリクルーターを紹介することも。

■教授や大学を通じて

教授や大学に推薦枠のような形でリクルーター枠を提案し、希望者と面談をすることがあります。

■資料請求を通して

自社のパンフレットなどを資料請求してくれた学生の中から選出し、リクルーターを通して連絡をすることもあるようです。

このようにリクルーターが学生にコンタクトを取るタイミングはじつにさまざまにあります。
どの企業がどこで動くかははっきりしていませんが、「自社の求めている学生」を見つけた場合に、コンタクトを取るということでしょう。
リクルーター制度を狙って就活をするのは難しいですが、

・とにかく企業に関心を見せておくこと
・企業の求める像を理解し、アピールすること

このあたりがリクルーターに見てもらえるチャンスを広げるのかもしれませんね。

他にも自分からスカウトを受ける機会を作るには、サイトを活用する方法もあります。

詳しく知りたい人は下記の記事も参照ください。

「企業からオファーが来る?! 逆求人・スカウト型サイトの活用方法」

就活塾の視点:いざ声をかけられたら?リクルーター面談のポイント

ビルを見つめる就活生
いざリクルーターに会うことになったとき、できるだけよい印象を持ってもらいたいですよね。
以下の3つのポイントに注目し、リクルーター面談を成功に導きましょう!

①第一印象が大切、身だしなみを整えよう

ふだんの面接でもいえることですが、最初の印象はとても大切です。
だらしない学生に見られないよう、服装や髪形などの身だしなみをきちんと整えてから挑みましょう。
当サイトでは、就活における服装や髪形のアドバイスも紹介していますから、ぜひ参考にしてみてくださいね。

②敬語や振る舞い方に気をつけよう

リクルーター面談は、1対1でおこなうことや、実際の面接よりフランクなこともあり、ついつい気が緩んでしまうこともあるでしょう。
しかしながら、リクルーター面談はあくまで企業に入れるかどうかの立派な採用試験です。
いくらリクルーターが親しくしてくれたり、好印象を持ってくれていたりしても、礼儀正しい話し方や振る舞い方を忘れないようにしましょう。
面談後にお礼メールを送るなど、アフターフォローをしておくことも忘れずに。

③面接対策をしておこう

リクルーター面談はフランクにはじまることも多いのですが、実際はふだんの面接と同じようなことを聞かれることが一般的です。
いつもの就活と同じ面接対策をして挑みましょう。
面接でよく聞かれる一通りの質問(志望動機や学生時代頑張ったことなど)は、頭に入れておくとスムーズです。
また、逆質問にも答えられるように、質問リストを用意しておくとベストです!
そのためにも、企業研究はしっかりとおこなっておきましょう。

面接対策として練習法を詳しく知りたい人は下記の記事もご覧ください。

ひとりでもできる!内定に近づくための面接練習法

 

就活塾的まとめ:リクルーター制度を利用して一足お先に内定をゲットしよう!

リクルーター制度は誰にでも回ってくるものではありません。
しかし一度声をかけられたとき、あなたと企業のマッチングが成功すれば、一気に内定まで近づくことができます。
リクルーターたちは、いつどこであなたを見ているかわかりません。
ふだんから関心のある企業にはきちんとアピールしておくことや、面接対策をしておくことをおすすめします!

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