第74回 解禁まで1カ月、採用選考フローの概要

すでに外資系企業や中堅企業、ベンチャー企業などでは本選考が始まっていますが、経団連の採用選考に関する指針で定めた3月1日以降、一挙に各社の採用選考が本格化します。
そこで、初めて採用選考に臨む学生を対象に採用選考のフローについて概要を記述します。

1.足切りフェーズ(書類選考、適性検査、グループディスカッションなど)
まず、書類選考については、多くの企業でエントリーシート(以下、「ES」という。)や履歴書をもって、通過・不通過を判断します。質問の内容としては、序盤戦でもあることから、志望動機や学生時代に最も頑張ったことなど一般的な質問が多いものです。なお、この段階で脱落するようでは、採用選考の序盤戦から早々に持ち駒が減ることでの精神的ダメージも大きいことから、確実に通過する内容に仕上げることです。
次に、適性検査については、当然のことですがスピードと正確性が求められるもの、問題集への取組みを怠らず、事前準備しておくことです。なお、現在のポジションを確認するには、足切り点数は企業によって異なりますが、早々に、自らが受ける企業と同等、又はそれ以上の難易度の企業の適性検査を受けることが有効です。
そして、グループディスカッション(以下、「GD」という。)については、業界や個々の企業によって評価レベルが異なるものの、表情・態度・会話などを通して一緒に働きたい人材か否か、という基本的な人間力測定から、ケース問題の議論を通して、物ごとの考え方など深く測定するケースがあります。初めて出会う相手に臆することなく、自らの意見や考え方を論理的に発信するとともに、他のメンバーとの円滑な係わり方などが求められます。

2.面接
前述の書類選考や適性検査、GDなど足切りフェーズを通過した学生に対し、直接、お目にかかり会話を通して貢献可能性の有無を判断するフェーズです。
業界や当社、そして入社後の仕事への熱意や意欲、また、ご自身が有する資質・センス・能力、また、会話を通してのコミュニケーション力や人格・品格など、様々な角度から、入社後の貢献可能性の有無を判断していきます。

面接回数は3-4回がアベレージですが、内々定まで2回という企業がある一方、7-10回という企業もあります。
なお、質問への回答にタイムラグのあるESや履歴書と異なり、志望理由や入社後やりたいこと、自己紹介や頑張ったこと、自己PRなど、基本的な質問に加え、数多くの想定質問に対し瞬時に回答しうるアウトプット力が求められます。また、採用選考の序盤戦で提出したESについて深堀されるケースも多いことから、面接までに提出済みのESを今一度チェック、詳細な説明要求や理由根拠の説明要求など、突っ込み質問への準備をしておくことです。

(記事: 就活ゼミ 有川)

 
 
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