これからの1~2カ月、多くの方が業界・企業研究をし、エントリー企業を絞り込む作業に入ることから、今回は、業界・企業研究について述べることにします。
- 業界・企業研究のツール
業界研究の書籍、業界新聞、業界誌、企業のホームページ、求人サイトの企業情報、企業合同説明会、企業の個別説明会、OB/OG訪問、内定者、店舗見学、インターンシップ など。 - 業界大手の企業研究
限られた時間内で全ての企業を研究することは困難です。そこで効率良い業界研究の方法として『興味のある業界の大手3社から1~2社選んで、当該企業の事業内容や取扱っている商品・製品・サービス、またマーケット特性や外部環境の動きなどを見る』ことをお勧めします。
業界大手であれば、原材料の調達からモノ作りや加工、そして販売に至るまで、同業界で取扱う商品・製品・サービスの全てのプロセスで事業活動をおこなっています。一方、準大手や中堅以下のクラスになるとその事業範囲が狭くなるのが一般的ゆえ、まずは業界大手の企業研究をして業界の特徴を把握し、そのうえで準大手や中堅以下のクラスを見ていくと理解しやすくなります。 - エントリー企業の絞り込み
志望業界の各企業を研究する際、売上高や企業損益などの企業情報に加え、その企業の力の入れている商品・製品・サービスとその特徴、またマーケット特性、採用実績など、『共通の指標(モノサシ)を使って整理していく』と平面で企業を比較することができ、エントリー企業の絞込みがし易くなります。 - 適性職種
転居転勤のある総合職、転居転勤のない一般職(又は事務職)など、自ら希望する勤務形態を考慮して職種を絞り込むことに加え、『どういう仕事(営業部門、開発部門、管理部門など)を通して企業活動に貢献したいか、かつ、貢献出来るか、具体的なポジションを絞りこむ』ことが必要です。因みに、希望職種によって、企業の求めるコンピテンシーは異なってきます。