就職活動生やそのご両親によく聞かれる質問が、
『理系と文系どちらが就職活動では有利ですか?』です。
実際私は理系の大学院を卒業したので、文系の就職活動を経験したわけではありません。
だから、どちらが有利とまでは言い切れませんが、内定塾での傾向をみると、理系の方が有利な印象は受けます。
世の中の風潮からしても理系有利のようには感じます。
(たまたま理系の人が優秀なのか、優秀な人材は理系に進むのか、理系の方が職業の選択肢が多いのか・・・理由は分かりません。)
そもそも、理系有利、文系不利とか考えている段階で間違ってるとは思いますが・・・
理系/文系の枠組みではなく、自分が志望している企業に受かれば良いんです。
まあ、せっかくなので理系の先輩として、理系の就職活動のポイントを書いておきます。
完璧に理解してもらうのではなく、なんとなくすごいことをやっているイメージを持ってもらうことが大切です。
そのためには、研究の流れ、研究の概要、研究の目的、研究の成果を分かりやすく話す必要があります。
専門用語や細かい理論を理解してもらうのではなくあくまでも大枠を理解してもらうつもりで伝えましょう。
自分の研究内容はA4の紙にまとめておくと良いでしょう!!
(選考で提出を求める企業もありますよ)
せっかくなら理系を生かさないともったいないですからね。私自身の就職活動や、内定塾での学生をみてたどり着いた就職活動成功のヒントは下記の3つです。
1.自分の研究内容を全て理解してもらえるとは思うな!!
ESでも面接でも、まずは「相手の立場を考える」ことが大切です。
面接官は、あなたの研究の内容を完全に理解するなんてほとんど不可能です。
あなたの話す専門用語のどれだけを理解してくれるでしょうか?
2.やってきた研究成果だけでなく、研究を通して、何を得たのか、どう成長したのかをアピールする!!
研究の成果を自慢げに話す学生が多いように感じます。
たしかに成果を出したことはすばらしいです。
ただ、多くの企業でその研究自体が、直接ビジネスにつながることはありません。
(大学の研究内容が直接役立つ企業が見つかればラッキーとくらいで思っておいてください。)
だからこそ、研究成果だけではなく、研究を通して、何を得て、何を学んで、どう成長したのかを伝えていくことが大切です。
3.理系としての強みを伝える!!
理系の就職活動が有利という風潮があるなら、理系の強みを伝えましょう。
私の場合は、就職活動をしていあとき「理系の強みを一言でいうと?」という質問をされたなら、、、
『数値と数字の違いが分かる』と答えていました。
特に、理系として研究している人は、無意識に数値について理解できているのです。
数字は数としての意味以外は持ちません。
数値は、そこに何らかの意味を含んでいるんです。
特に、理系の方は、研究で得られたデータから、何が言えるのか?を常に意識していると思います。
研究とは、仮説→実行→検証の繰り返しですから、自然と数値を検証する力がついているんです。
このように、理系であるからこそ持っている自分の強みについてしっかりと答えれるようにしておいてください。