- 2021-3-2
- 2021-3-2
- 就活塾NAVIコラム
- 就活準備, インターン, 志望動機
目次
はじめに(新型コロナと就活)
2021年2月現在、新型コロナワクチンの摂取が開始されましたが、コロナ禍の収束は未だ見えていません。外出の自粛などにより、普段の生活だけでなく、就活のあり方ももちろん変わってきています。今回はこんな状況下でも希望の企業から内定を得るために、有利な取り組みについて紹介します。特にまだ実際の就職活動まで時間のある学生の方は必見です。今の生活様式が今後も続く可能性があります。そのため、早いうちに是非チェックしてください。
面接で必ず聞かれる「学生時代に頑張ったこと」
「あなたが学生時代に最もがんばったことやそのエピソードを教えてください」
企業の採用活動で必ずと言って聞かれる質問です。企業は就活生の人間性や興味関心について知りたいがゆえに、この質問をするケースが多いです。回答は当然十人十色ですが、しかし新型コロナの影響により、外出などが制限され、回答に困るという壁に直面している方も少なくないでしょう。
自粛期間中でもできる就活に向けた取り組み
アルバイトや部活動、サークル活動が制限されてエピソードが不足し困っている方、安心してください。今回はそんな外出自粛期間中でも就活で自信を持って回答できる新しい取り組みや、不利な境遇を打破する方法についてご紹介します。
有利な取り組み5選
まずは自粛期間中でもできる取り組みおすすめ5選を紹介しましょう。
資格取得
資格は、入社後業務に関係するものと関係しないものがあります。関係するものはもちろん評価されますが、直接業務に関係しない資格も評価されないわけではありません。難易度が高い資格であればあるほど、”目標に向かって努力できる人”、”知識を深めることができる人”、”自分の市場化とを高める努力ができる人”というイメージを持ってもらうことができます。
取得エピソードとして特に注目されるのは、希望する企業における業務で使える資格、難易度が高い資格です。なぜその資格を取得しようと思ったのかという点について、説明できるようにしておきましょう。他方、まったく当該企業と関係のない資格は、志望動機を疑われる可能性もあるので、必ず説明できるように準備しておいてください。
インターン
2019年卒マイナビ企業新卒採用予定調査(https://mcs.mynavi.jp/enq/saiyou/data/saiyouyotei_2019.pdf)によると、インターンシップを実施する企業は年々増加傾向で、特に秋冬のシーズンに実施する企業が多いです。また企業が盛んにインターンシップを実施することに伴い、就活生のインターンシップへの参加率も増加しています。1日や1週間以内の短期インターン。数ヶ月といった長期インターンもあります。学校生活では体験できない就業体験を経験できることから、就活でアピールできる材料になるでしょう。一般的には長期インターンシップで様々な実務を経験し、多くの学びを得ていたほうが自己PRはし易いです。
クラウドソーシング
クラウドソーシングはインターネットで仕事を募集したり、受注したりすることができるサービスを指します。自分の知識やスキルを生かして、仕事を見つけ、依頼通り完遂することで収益をあげることができます。お金を稼ぐと言う点ではアルバイトと一緒ですが、自分で仕事を見つけ、交渉し、契約する、契約後は期待通りの業務を行い、報酬を得るというビジネスの一連を経験することができ、就活でもアピールできる材料と言えます。特にシステムエンジニア関連の業務は多数で、報酬も高い仕事が含まれておりますので、スキルに自信がある、磨きたいという方におすすめの取り組みです。
プログラミング
今日、IT関連のスキルを持っていて評価しない企業はないのではないでしょうか。また昔は独学、開発しながら学ぶという学習コストも時間も多大にかかっていたプログラミングですが、今は違います。インターネットやスマホアプリに無料(一部有料)で楽しく学べるコンテンツが多数あります。情報系の学部に在籍している学生だけでなく、文系学生でも簡単なWebサイトやスマホアプリを作った経験は、IT系の企業に限らず就活でアピールできる材料として有効に活用できます。
不利になりがちな取り組みと改善策
一方でこの状況下においては、不利になりそうな取り組みがあります。不利につながらないよう改善策の案もご紹介します。
飲食店などのアルバイト
新型コロナ感染拡大以前であれば、学生時代に頑張ったこととして、よく利用する就活生が多かったです。ただ現在、コロナ禍で飲食店への営業自粛が発表されており、通常業務だけでは、”頑張った”と言えるエピソードが不足してしまうケースがあります。アルバイトのシフトを削られて困っている学生の方もいることでしょう。
こうした場合、飲食店であれば、感染対策や”テイクアウト客を増やすための施策など、店のオーナーなどと一緒にアイデアを出し、実践に移すといった主体性ある取り組みをしてみてはいかがでしょうか。そうしたことが難しいアルバイト先もあるかもしれませんが、逆境を力に変えることを色々考えてみるとよいと思います。
サークル活動
こちらも新型コロナ以前であれば、サークル活動やイベント企画などを自己PRに取り入れる就活生は多かったです。同様に、コロナ禍でイベントの制限、外出の制限、スポーツサークル等であれば大会の中止などもあったのではないでしょうか。
「コロナ禍でもサークル活動を辞めませんでした」というのは、捉え方を間違えばリテラシーのない学生と思われてしまう可能性があります。例えば、オンラインでできる活動やイベントの企画など、この状況だからこその活動を意欲的に行うことは、アピールできる材料になり得ます。是非逆境を前向きな方向に向けられるアイデアを考えてみてください。
まとめ
「学生時代に頑張ったこと」は必ず就活で聞かれる質問です。昨今の状況を鑑みると、「その取り組みは新型コロナの影響を受けなかったか」と、話が膨らむ可能性があります。そこで上手に答えれないと、面接官の疑念に繋がる可能性があります。
「その取り組みに対して本当に頑張っていたのか」
「何かに対して本気で打ち込める人なのか」
新型コロナは、学生時代の過ごし方にも大きく影響を及ぼしていることでしょう。企業の採用活動も大きな変化が起きています。
それに対し、前向き行動することには大きな意味があります。
何か新しいことを始めるのか、今の取り組みをさらに創意工夫するのか、あれこれ考えながら是非逆境を力に変えてください。
「ピンチをチャンスに変える!」そうした意欲と行動が、後で必ず就職活動に役に立ちます。