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第110回 内定式や内定者懇親会における服装やマナーに関するポイント

目からうろこの就活必勝法


就職活動を終え、就職先を決めた次のイベントは内定式です。内定式は企業によって開催の有無や時期はまちまちですが、一般的には10月〜11月にかけて行う企業が多いです。今回はそんな内定式で気になる服装やマナーについてご説明します。

また企業は、内定式と一緒に社員や同期間の交流を図る内定者懇親会を企画する場合が多いです。同期や社員と会えることで、ワクワクする一方どのような服装や態度で望めば良いのか不安という方も少なくないでしょう。

双方とものコロナ禍において、実施を中止または延期したり、代替としてオンラインで開催する企業も増えているようです。仮にオンラインであっても守るべきことは同じです。内定をもらって安心する一方、入社まで気を抜けない部分があるので、これから内定式や内定者懇親会を迎える就活生は是非チェックしてください。

(1)内定式とは

企業から内定をもらった就活生が集まり、正式に採用通知と内定承諾書を取り交わす場となります。合わせて、入社予定の同期とも初めて顔を合わせる場になります。文書の取り交わしと聞くと堅苦しい雰囲気を想像される方も多いですが、大きな会場や企業の会議室で行うもので、これまでの面接ほど堅いものではありません。書面の交付や自己紹介、懇親会などが行われるケースが多いです。コロナ禍でオンラインで開催される場合でも守るべきポイントは同じです。

(2)内定者懇親会とは

内定者を集め、企業が宴席やグループワークを対面やオンラインで開催し、社員や同期間の交流を促進することを目的に実施されるケースが多いです。カジュアルな形式でグループワークが行われたり、一緒に食事を取ったり、会社見学、メーカーだと向上見学が行われたり、様々な形式で行われます。

(3)内定式や内定者懇親会でのの身だしなみについて

男性・女性ともに原則、スーツ(リクルートスーツ含む)が望ましいです。内定式用に新しく調達する必要はなく、これまでの面接で使ったスーツでよいでしょう。

男性の髪型については、不毛などがなく清潔感がある髪型で望みましょう。女性についても同様です。髪色は黒またはナチュラルを推奨します。派手すぎるカラーの染髪は避けるべきでしょう。化粧は濃すぎず、薄すぎず、ナチュラルで清潔感のあるよう心がけましょう。

内定者懇親会でアクティブに外で体を動かすなどの場合は、たいていの場合企業から動きやすい服装などの指定があるでしょう。仮に、夜どこかのお店で飲み会形式で内定者懇親会が行われる場合でも、カジュアルな場と考えるのではなく、指定のない限りはスーツで臨むようにしましょう

乾杯する就活塾生

(4)マナーについて

大前提ですが、会場や時間にミスがないようにしましょう。また内定式はおそらく2−3ヶ月前に案内されるため、スケジュールを調整すること、失念しないことは重要です。どうしても外せない予定や急用ができた場合は、直前ではなく早めに採用担当者に連絡を入れる必要があります。会場では、社員の方、内定者への挨拶をするよう心がけましょう。また自己紹介をする場合があります。その際は、はっきり名前や学校、学生時代に取り組んだことなど簡潔に話すよう心がけましょう。内定者はあなただけでなく他にも複数いるかと思いますので話すぎには注意です。

そして内定者懇親会では”お酒”が振る舞われるケースがあります。お酒の場でのマナーには十分に注意しましょう。酔って周囲に迷惑をかける、大声を出して騒ぐ、同期や社員に飲酒を強要するなどの行為は、信頼を著しく損ない入社前からイメージを悪くするきっかけになります。あくまで同期や社員との会話を大事にする場ですので注意しましょう

(5)就活塾的ポイント

内定を獲得することで就職活動は終わりではありません。内定式や内定者懇親会でも好印象をもってもらえるよう良い準備をしましょう。また同期にも初めて会う場です。今後、同じ会社で切磋琢磨する仲間ですので、同期にも良い印象をもってもらえることも大事です。既に社会人としての生活はスタートしていると考えて、気持ちを切り替えて臨んでください。

この記事の著者

斎藤優

斎藤優

早大商学部卒業後、某大手人材会社にて新卒採用支援業務に従事。インターン企画運営、採用企画立案から媒体運用、説明会企画・運営、面接、内定者研修まで一貫して担当。個のキャリアアップを支援したいと思いから、国家資格キャリアコンサルタント取得し、より就活生に寄り添ったサポートを行っている。

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