- 2018-3-12
- 2024-5-9
- 就活塾NAVIコラム
- 説明会
就活が始まったら必ず行かなればならない説明会。
企業の説明を聞いて、自分と合う仕事か、やりたい仕事なのか、周りの人とうまく馴染めそうか…色んな要素を見極める機会です。
その説明会の中には合同企業説明会と学内説明会の二つがあります。この合同説明会と学内説明会って結構日程が被ってしまったりしますよね…
毎年、日程が被ってしまう度に就活生の「どっちの説明会にいくべきなのだろうか…」という声を結構耳にします。そこで合同企業説明会と学内説明会、どちらが就活に有利なのかについて、理系の観点から、それぞれのメリットとデメリットを上げて解説していきます。
合同企業説明会ってよく聞くけれど…
幕張メッセやビックサイトなどで催されている合同企業説明会のことです。ニュースでも度々取り上げられているため、ご存じの方はたくさんいることでしょう。非常に多くの企業が参加している一大イベント、就活生にとっては多くの情報を手に入れるチャンスとなっています。
実際の所、理系就活生へのメリットはどのくらいあるのでしょうか?
理系合説のメリット
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多くの企業情報が得られる
マイナビが毎年開催している「マイナビ就職EXPO」には約8700社が参加しています(2018年卒学生向け3月~6月)。この数字からも分かる通り、様々な業種の会社を見て回れるので一度に多くの企業研究ができることが考えられます。自身が専攻している分野より他の分野が気になる方にとっては、嬉しい企業数ですね。
(マイナビHPより http://job.mynavi.jp/conts/event/2019/expo/contents/number.html )
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1日で何社も大手企業の説明会に参加できる
数多くの大手企業の説明会を受けることができるのは嬉しいですよね。最先端の技術についての説明を身近で聞けることはなかなかありません。
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ノベルティグッズがもらえる
図書カード3000円分がもらえたりしますので、本が沢山買えるようになります。
理系合説のデメリット
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聞きたい企業の説明会を確実に受けられる保証がない
参加者数が240000人以上となっており、非常に混雑します。順番待ちが発生したりして他の行きたい企業の説明会に参加できなかったということが起きます。また、受けることができても人数に比例して質問者が多くなり質問できない可能性があります。
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深い企業研究が行いづらい
各企業の説明会の持ち時間が20~30分等で、企業の基本的な仕事は理解できても詳しい仕事内容までは触れないことが多々あります。理系の企業は似たような業務をこなしている会社が多いため、同業他社との比較が難しくなるでしょう。
理系学内説明会はメリットが多い?!
合同企業説明会のメリットとデメリットは理解していただけでしょうか?
見て回れる企業数が多い分、詳しい情報が得られないことが多いと感じる方が多いのではないでしょうか。
これらを踏まえ、学内説明会では合同企業説明会と何がどう違うのか。
理系の就活を行う上で、学内説明会の方が内定の可能性が高いといえる理由をそれぞれのメリットとデメリットを挙げて解説していきます。
理系学内説明会のメリット
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一つ一つの企業と業界の仕事内容の深い理解ができる
大学規模のため参加者人数が少なく、企業の持ち時間が1時間以上と長いことから専門的なお話を聞くことができます。また、時間をオーバーしても複数の質問が可能であったりすることから、企業や業界の理解度を更に深めることが可能です。
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企業側からの採用意思が高い
本来、企業説明会は自社で行うものですが、大学に来てまで企業説明会を開くことから、企業側はその大学の学生さんを欲しがっていることがわかります。
また、場合によってはその場でエントリーできたり、学内説明会を出たことで1次面接スキップされたという事例もあります。
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人事に顔を覚えてもらえる
説明会を空き教室やメインホールのような場所で行うため、人事との距離が非常に近いです。説明会後に質問を投げかけて顔を覚えてもらえると、選考時に有利になる可能性があります。
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学内説明会の参加企業が増えてきている
企業側の強い意向もあり、学内合同企業説明会の参加企業数(参加枠)を、前年度よりも「増やす」という大学は全体の 14.1%と、大学側でも重要視してきています。(株式会社ディスコ キャリタスリサーチ 大学の就職・キャリア支援活動に関する調査)
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専門分野に特化した企業が説明会を開いてくれる
なぜ理系だと有利なのかという点について説明させていただきます。
理系は、学部学科ごとの専門に特化しているため、企業もそれぞれの分野に特化した企業が説明会を行います。さらに分野に特化している会社が何社も来校されるため、行きたい業界内で企業ごとの業務内容の差をつかみやすいことがポイントです。
理系学生の希望就職先ランキング
1位東日本旅客鉄道
2位トヨタ自動車
3位NTTデータ
4位明治グループ(明治・Meiji Seika ファルマ)
5位日立製作所
となっています。
運輸、自動車、通信、食品、電気・・・
理系学生は、学部学科で学んだ専門知識を活かせる企業へ就活を行っていることがわかります。
(キャリタス就活ランキングHP https://job.career-tasu.jp/2018/guide/study/ranking )
理系の学内説明会のデメリット
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専門分野以外の会社の説明会に出ても理解できない可能性がある
理系の説明会では、専門外の単語が飛び出したりします。そこで理解しきれず無駄な時間を過ごしてしまうことがあります。
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大手企業よりも中堅企業が多い傾向
中堅クラスの企業が多く参加しています。
ただし大学の偏差値や今までの学生さんの内定先よっても多少違いはあります。
その他、下記の記事では理系的就活の進め方を紹介しています。
就活にも理系学生の長所を生かすことができます。ぜひご覧ください。
就活塾的まとめ
合同説明会と学内説明会の特徴はお分かりいただけたかと思います。それぞれのメリットデメリットを考えて、短い就活期間で効率よく就活を進めてください。理系は専門性が高い場合が多いので、より企業・業務内容を見極めて就活を見つめることが必要です。悩んだらゼミの先生やキャリアセンター、就活塾などにアドバイスを求めるのも手です。
就活塾を利用すると自分に合った就活の方法なども教えてくれるため、効率的に志望企業の内定を得ることができます。
理系の就活生である程度の業界研究は済んでいるという方は、学内説明会でよい中堅企業と出会えるチャンスなので出席してみましょう。また前年と同じ会社が参加するとは限らない点を注意して、情報感度を高めていきましょう。