大学生の皆さんは自分の大学のキャリアセンターを上手に使いこなせているでしょうか。一度もキャリアセンターに行かずに就職を決めて卒業する人も少なくありませんが、「無い内定」にならないためには、上手に使いこなすことが重要です。

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キャリアセンターを使わない理由、リスクは?

自分の大学のキャリアセンターが使えるという人と使ったことがないという人に分かれます。実際キャリアセンターは使わなくても就職はできます。また、たくさん使えば就職できるわけでもありません。しかし、上手に使いこなすスキルがそのあとの自分を助けます。活用するためには上手に使いこなすポイントがあります。キャリアセンターを使わない理由とリスクについて説明します。

・なんとかなると思っている

就職活動がなんとかなると思っている学生は多く、そういう学生がキャリアセンターを使わないパターンは多いです。就職活動について知らないことが多いことに気づかないままに、就職活動に臨んでしまう学生はキャリアセンターを利用しようとは思いません。結果、就職できたとしても、上手く使えばもっといいところに行けたのにという学生が少なからずいます。
就職活動について情報も知識もないまま、これまでの経験だけで判断するのはリスクが高いです。就職活動が大学受験と根本から異なることに気づけていないとそうなることがあります。

・自分の大学のキャリアセンターが信用できない

キャリアセンターで相談したときに、自分の意に沿わないことを言われたり、上から目線で言われたりするときに信用できないと思うことがあります。キャリアセンターにも様々な職員の方がいますので、学生が悪いとは言い切れません。そんな場合でも、キャリアセンター全体を悪いと思わず、担当の方を代えられる場合は代わってもらいましょう。相談で嫌になり、就活を中断してしまうことのほうがリスクが高いです。

キャリアセンターの上手な活用方法とは?

・就職ガイダンス

大学によって回数などは異なりますが、多くの大学で年に5、6回の就職ガイダンスが企画されています。各回でテーマが決まっていて、インターンシップ、自己分析、業界研究などです。リクナビやマイナビに登録するのも就職ガイダンスであることが多いです。
就職ガイダンスは基本的な情報を押さえるために行っておいたほうが良いです。中には既知の情報があることにイライラする学生もいますが、全部が知っている情報ということはないと思いますので、確認の意味でも参加すべきです。
もう一つの観点として、友人などガイダンス参加者の情報感度を確認しましょう。自分が詳しいことを自慢するのはいけてませんが、どのような情報が提供されていて、周りがどの程度活動しているのかを知ることで間接的に自分の就職活動における立ち位置を推測することができます。

・各種セミナー

インターンシップ応募や自己分析、業界研究など各テーマに応じたセミナーが開催されます。無料でSPIテストを受けられることもあります。自分が準備できていないと思う内容は欠かさず参加するようにしましょう。
事前情報が得られるなら、一方的に講義を聞くようなセミナーではなく、ワークシートを用いたりペアワークやグループワークがあるようなセミナーのほうが実践的な練習ができます。そのようなセミナーを選ぶと効率的な準備ができます。

・個別相談

どの業界に応募すべきか、自己分析の仕方、ESの書き方、送付状の書き方、内定辞退の仕方、悩み相談など様々な相談に応じてくれます。
一方、学生からは相談する時間が短いとか、明確な回答を得られなかったという不満を聞くことがあります。全てのケースとは言いませんが、学生本人に問題があることも多いです。相談内容が具体的でない、ということが多いです。
上手に相談するための方法として、相談内容を事前に紙に書き出すことをおススメします。何を伝えたいのか明確になりますので、相談時間を有効に使えます。何よりこのスキルは就職活動やその先の社会人としての仕事に役立ちます。相談下手な人は、面接も下手です。

・ES添削

エントリーシートは、提出する前に他者に見てもらうことは絶対必要です。友人でも構いませんが、できれば社会人が望ましいです。多くのESを見ているキャリアセンターで客観的に見てもらえるのは非常に役立ちます。エントリーシートに正解というものはありませんので、人によってアドバイスが異なることがあります。人に言われたことをすべて鵜呑みにするのではなく、最終的には自分で判断することが重要です。
ES相談のときにも、相談したいポイントを伝えることが重要です。ただ単に「ESみてください」ではなく、「私はこう思うのですが、Aという表現とBという表現ではどちらが良いと思いますか?」というように具体的に相談しましょう。

■キャリアセンターの職員は普段何をしているのか?

相談に乗ってくれるイメージしかないかもしれませんが、裏では実はいろんなことをしています。学生が陥りがちな「サービスを受ける側の視点」だけで見ていると気づきません。

・企業への売り込み、企業の売り込みを受ける

キャリアセンターの職員にも、営業のように企業を回る仕事があります。インターンシップを受け入れてくれる企業を開拓したり、自大学の学生を採用してほしいブランド企業などにアピールする仕事です。この地道な努力により、学校経由のインターンシップに行けたり、大学に求人が来たりするわけです。
企業からの訪問を受けるのも仕事のうちです。その大学の学生を採用したい企業は、大学に求人票を持ってきます。中には、その大学だけに限定した推薦制度がある場合もあり、有利な条件で選考を受けられるケースもあります。ナビサイトからの就職活動だけが就職活動ではありません。

・各種セミナーの企画

就職ガイダンスや各種セミナーのイベントの企画をしています。コロコロ変わる就活スケジュールに合わせて、いつ、どのタイミングで、どのような施策を打つべきか毎年検討しています。就職ガイダンスは、職員が講師役として話す場合、外部の講師が行う場合、ナビ会社の社員が行う場合などに分けられます。就職活動は情報戦です。「キャリアセンターからの情報」も一つの情報源として、自分で判断するための材料として活用しましょう。

・外部支援企業とのコミュニケーション

いわゆるナビ会社や、セミナーなどを企画・実施する会社、資格の取得支援をする会社などとやり取りをしています。学生に最新の情報を伝えるためには、キャリアセンター職員も情報収集が必要です。これらの会社から情報を得たり、つきあいのある企業の採用戦略を確認したりして、就職活動の動向を把握しています。

■大学キャリアセンターが苦手なことは?

・他大学との交流試合

キャリアセンターのミッションは自分の大学の学生を支援することです。他大学の学生にサービス提供することは業務外なのです。そのため、他大学の学生と交流試合をするようなセミナー(例えばグループディスカッション)は苦手です。
例えば女子大生なら共学の男子学生とグループディスカッションで戦う場面があるでしょう。人気企業を狙うなら中堅以下の大学の学生でも上位校の学生と同じ土俵で勝たないといけません。いくら自信があっても、戦った経験がないと勝てる実感が持ちにくいです。サポートが手厚い場合でも、キャリアセンターの施策でこのような経験を積む機会は少ないでしょう。

・企業個別の対策

もう一つキャリアセンターが苦手としているのは、企業毎の個別の支援です。この企業ではどういう学生が好まれる、選考で何が問われる、この学生は何がダメだったかなど、これらの情報は大学のキャリアセンターよりも就活塾や民間のエージェント会社のほうが情報を掴んでいます。
企業は大学にそこまで情報を開示する義務や必要はありません。長く在籍している職人的な職員が把握していることもありますが、定期的な異動があるのも大学職員では一般的です。どうしても入りたい企業があり、具体的な個別企業の対策支援を受けたいなら、民間の就職塾や就職エージェントのほうが適しています。

キャリアセンター活用のアドバイス

キャリアセンターの常連客になる必要はありません。自分に必要と思う支援を自分で考えて、キャリアセンターを活用しましょう。ただ、学生は自分が知らないことに気づいていないことが多いので、分かったつもりにならずに、ガイダンスやセミナーには積極的に参加することをおススメします。

また、大学のリソースを上手に使うことは重要ですが、それがすべてではありません。自分に足りないと思うことについては、外部のリソースも含めて自分の成長戦略を考えましょう。キャリアセンターも万能ではありませんので、就活支援を行っている専門サービスを利用するのも一考です。

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