前回の講義では、おすすめの業界としてITを紹介しました。

第100回 やりたいことがわからないあなたへおすすめの業界は…

何が起こるかわからない今の時代でも、新卒のうちからITの知識を身に着けておけば、今後キャリアを安定的に築いていける可能性が高いということがわかりましたね。

ただ、ITはモノがないので何をしているのか想像がつきにくい業界でもあるでしょう。

こちらの記事では、IT業界の一例分野として【eコマース】を紹介します。

どんな分野でどんなスキルを身につけられるのか?具体的な企業を例に紹介していきましょう。

eコマースとは?

「eコマース」という言葉を、一度は耳にしたことがある方が多いことでしょう。

eコマースとは、いわゆるネット通販のことで、電子商取引やECと呼ばれたりもします。

市場規模は年々右肩上がりで、2010年から2018年にかけて約10兆円も拡大しており、最新データでは市場規模20兆円近くを突破をしている急成長業界です。

しかし、それでもまだまだ実店舗での買い物が主流で、社会全体におけるECの購買シェア率は8%未満と、大きな可能性を秘めた業界です。

また、eコマースはコロナ禍においても珍しく需要が増している分野で、ナウキャスト社が3月に発表した調査した結果によると、消費指数が前年より上がっているのはEC分野だけだった、というデータがあるほどです。

他の業界では軒並み前年割れという調査結果から、家にいながらショッピングができるというサービスが、外出自粛の状況にマッチしたことがわかります。

(参照: https://www.nowcast.co.jp/news/41)

この先しばらくは外出自粛が続くことと、コロナ終息後もネットショッピングが習慣として定着していくと予測されるため、今後も成長していくフィールドであると予測されます。

eコマース業界で身につくスキル

就職してeコマースに携わることができれば、つぎのようなスキルを身に着けられることができるでしょう。

・サイト制作や運用の技術的な知識
・商品消化促進のためのマーケティングスキル
・仕入れや在庫管理に関する知識

入社する企業や配属される部署にもよりますが、モノを売るという商売のノウハウを学べたり、専門的な技術も身につけることができる業界といえます。

eコマースは既に定着しつつあるビジネスなので、この分野でのプレーヤーはある程度多い状態ではありますが、直近ではSNS上での広告手法が発達して新しいサービスが誕生したりと、まだまだ新たな人材の需要は拡大されると予測されます。

この先もAIや5Gなどの技術の発達によって、様々な新興企業やサービスが生まれる可能性が高い業界なので進む道に迷っている方は検討するとよいでしょう。

代表的なEC企業2社

Amazon:売上高25兆2,216億円(うち日本1兆4,976億円)

わかりやすいところでいうと誰しも耳にしたことがあるAmazonがあり、学生のなかにも実際ユーザーである方も多いことでしょう。

全世界で圧倒的な規模を誇り、日本でも1位の売上高を叩き出しているマンモス企業で、特に卸から直接商品を仕入れて販売する「直販型」で成功しています。

最近ではクラウドサービスや動画配信サービスなど他分野でも新興事業を成功させており、今後の期待値もかなり高い世界のリーディングカンパニーです。

Amazonジャパンでは様々な求人を出しているので、チャレンジするのもいいですね。

ここに入社できれば将来的に活躍できる人材として重宝されることでしょう。

楽天:売上高1兆1,014億円

楽天は国内で有名ですが、実は世界的にみるとAmazonとは規模が違い、成長の余白が大きい企業です。

海外ではまだまだ小規模ですが着々と力をつけている企業なので、これから国外でも売り上げを出せるポテンシャルがあります。

国内では圧倒的なシェアをみせている企業なので、ここを目指せると将来的に希少価値の高い人材になれることは間違いないでしょう。

就活塾的まとめ

今回はeコマースについてご紹介しました。eコマースの拡大は目覚ましく、この先の期待値も特に高い業界です。ECの業界を通じて得た経験や実績は、将来的に大変価値あるキャリアとなることでしょう。

就活塾には、明確にやりたい仕事が決まっている学生もいれば、ぼんやりとまだ志望業界が決まっていない人もたくさんいます。単に大手企業に行きたいということではなく、将来有効なキャリア形成という観点もこれからの時代は重要です。そんなアドバイスが聞けるのも就活塾ですので、各塾が主催している無料説明会などに一度参加してみるとよいと思います。


執筆者: 就活塾NAVIキャリアコンサルタント  長野
同志社大学商学部卒業後、大手人材会社にて企業側と就職希望者の両方のアドバイザーとして従事し、多数のマッチングを実現。キャリアカウンセラーの資格も有しており、単なる就活支援ではなく、キャリア形成や人生、将来展望を見据えた就職アドバイスを行っている。

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