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第33回 本番までの数カ月間で準備すべきことは?

 

第33回 本番までの数カ月間で準備すべきことは?

 

暑い夏もまっただ中、様々な企業で2016年卒向けインターンシップがスタート、いよいよ2016年卒の就活が始動ですね。
今回は、本番の採用選考とは何かを見つめることで「本番の採用選考までの数カ月で準備すべこと」を整理していきます。

 

まず、本番の採用選考で皆さんに求められていることは、様々な選考ツールを通して「他の候補者と比して活躍できる人材であることを立証すること」です。
(「私は活躍します」と主張するのではなく、採用側が納得するよう立証することです)

 

そして「活躍を立証する」には主に2点、1点目は「受ける企業の事業、および入社後の仕事に対し、相当レベルの熱意・意欲を有していることを立証すること」、2点目は「職務遂行上で求められるスペックを高いレベルで有していることを立証すること」です。

 

そこで、前者の立証には、受ける企業の事業内容や入社後の仕事を知らずして立証するのは困難ゆえ「業界・企業研究、および志望する仕事の研究」が不可欠となります。
その際、注意することは、誰もが見るホームページ、応募者の大半が耳にする説明会、だけのインプットでは他の候補者を差別化しうるアウトプットは不可能ゆえ「どうやってインプットの差別化を図るか」考えておくことです。

 

一方、後者の立証には、「自己・他己分析を通して自らの強みを明確化」するとともに、それら「強みを立証しうる複数のエピソードを整理しておくこと」です。
更には「それら強みが、入社後の仕事で求められる資質・センス・能力に該当するか否かをチェックすること(ミスマッチではアウト)」です。それ以外に、適性検査等を通して基礎学力の有無を見られるゆえ、それらへの対応も必要です。

 

なお、採用選考で最も重視されるものとしてコミュニケーション力があります。質問の意図を素早く正確に理解する力、質問に対し即座に回答しうる力、相手に分かり易く伝える力、面接官とスムーズにキャッチボールができる対話力、そして表情・声質など様々な角度から判断されます。
緊張状態のなか、非日常的な空間で、初めての相手に対して、いきなりスムーズに話せるものではないので、何度も練習して「アウトプット力を強化」しておくとイイでしょう。

 

最後に、大学生・大学院生・短大生・既卒者の就職支援を始めて5年、1,000名近い方々をコーチングしてきましたが、敢えて内定獲得に求められるものを一つ、と問われれば「行動力」です。
部屋に籠り、ネット情報や就活本に時間を費やすのではなく、ドンドンOB/OGに会い、ドンドン店舗見学に足を運び、インターン選考にも果敢に挑み、積極的にアウトプットの練習を積む・・・など、行動力のある者は、早い段階で、納得感のある結果をもたらすケースが多いことを補足しておきます。

 

(記事: 就活ゼミ 有川智浩)

 

 

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