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第44回 企業人事が感じる「仕事ができる人」の方程式とは?

 

第44回 企業人事が感じる「仕事ができる人」の方程式とは?

自己PRや志望理由を伝える際、どんな点に意識をしていますか?

 

「だれにも負けない鉄板ネタ(エピソード)を準備する」
「他業種と比較してなぜ御社かを具体的に伝える」
「自分の強みが御社でどのように活かせるかを伝える」
などなど。皆さん色々と準備されていることでしょう。

 

社会人と言えでも、皆さんが相手にするのは人事部門に属している方々になります。
当たり前ですが、どの部門で働いている人よりも「人材」を見極める視点は鋭いです。

OGOB、リクルーターさんには通用した「トーク」もいざ本番になると通用しない、、、
という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

企業人事の見極める視点とは具体的にどんなことなのでしょう。

学生を選考する上で人事が評価するポイントはいくつかありますが、
“仕事ができる(できそうな)人”を探しています。
求められる能力は「業務知識」よりも「業務遂行力」です。

さて皆さん、いかがでしょう。
面接の場やESでこのようなことばかりアピールをしていませんか?
「御社の企業理念に共感しました。私のアルバイトの経験から~~」
「~~様のお人柄に触れ感銘を受けました」
「業界研究を行いましたところ、御社は業界シェア〇位であることを知り、私のチャレンジ精神を~」
「会社説明会でお聞きした〇〇という業務に興味があり、私の経験を活かして~」

 

気を付けるべき点は、トーク内容の質(比率)です。

企業の人事は「業務遂行力」を重視して選考を行っているのですから、
面接の場が、調べてきたことの“報告会・発表会”であってはならないのです。

「業務遂行力」を感じてもらうためにはどんな点を意識したら良いのでしょうか。

一番は、これからの自分に“可能性”を感じてもらうことです。
それにはより具体的かつ納得感のある“根拠”が必要となります。

 

今までの経験(アルバイト・サークル・留学等)=御社の〇〇の仕事ができる
これはハッキリ言って通用しません。

それよりも
御社の〇〇のような仕事は経験したことはございません。
ですが、私自身〇〇〇をモットーに生きてきて、□□□という経験は何度もしてまいりました。
その中では失敗も成功も経験し、自分なりの成功パターンは身に着けております。
自分にとっての成功する活路を見出すことには人一倍長けていると自負しておりますので
経験したことのない御社の〇〇という仕事に対しても、不安なく意欲的に取り組んでいくことができます!

 

目を輝かせて話してくれた時、人事は何を思うでしょう。
やったことのない仕事にも果敢にチャレンジしてくれそう!
難しい仕事にもめげずに、試行錯誤しながら仕事を全うしてくれそう!
こんなところから、人事のプロは業務遂行力を感じてくれます。
(内容については、ほんの一例ですよ)

 

ESや面接で通過率が低い人、ここぞというところで落とされてしまう人、
もう間に合わない!なんて思わないで、まだ時間はあります。
納得の内定に向けて頑張っていきましょう!応援しています。

 

(記事: キャリアアカデミー 講師:岡部麻里)

 

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