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第89回 「オワハラ」にあったときの対処法

「オワハラ」にあったときの対処法

「オワハラ」という言葉を、聞いたことありますか。

内定先の企業から「内定を受諾する意思表示として、就活を終えることを誓約しなさい」という「就活を終われと迫るハラスメント」の総称です。

今回は、オワハラ例とその対処法を紹介します。


(例)

受けている全ての企業へその場で電話させ、「次回以降の選考を辞退します」と言えば内々定を出すと迫る

あなたがその企業に本当に行きたいのであれば、受けている企業の中で一番志望度が低い企業のみに、その場で電話するのがよいでしょう。しかし、その場で電話をさせる企業に入社してもよいかはよく考えるようにしましょう。


(例)

OB・OGなどあなたと親しくなった社員から、「内定を辞退しないでくれ」と言われ、気持ち的に断りづらくする

OB・OGなどの就活中に親しくなった社員から「あなたが辞退してしまうと上司に怒られる」と言われると、あなたは内定辞退しづらくなると思います。しかし、あなたがこの先40年近くその企業で働くかもしれません。相手の立場や気持ちも理解しつつ、自分の気持ちを大切に、強い意志をもって辞退しましょう。


(例)

辞退報告時、法律用語を使って、裁判になる可能性を感じさせる

内定承諾書は、法的拘束力がないと考える司法判断が大多数です。内定承諾書を書いたあとに、辞退をしても企業から訴えられることはないので、安心してください。

オワハラを行う企業は、人員不足で求める人材になかなか出会えず苦労しています。企業側の状況も察し、辞退する場合は、電話で構いませんので丁寧に辞退しましょう。

 

(記事: キャリアアカデミー :後藤沙織) 

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