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第108回 面接で志望動機を上手に伝えるコツ

目からうろこの就活必勝法


就職活動において、どの企業からも必ず面接で志望動機について回答を求められます。どこでも聞かれる質問ですので、いかに上手に伝えるかポイントを抑えることで就職活動全体をうまく進めることができます。今回はその志望動機を上手に伝える3つのポイントをご紹介します。志望度が高い低いに関わらず、必ず聞かれる質問のため就活生必見のコンテンツです。

まず、はじめに、なぜ企業は就活生に志望動機を聞くのでしょうか?そこには採用活動を行う企業側の2つの狙いがあります。

①就活生の入社意欲を確かめたい

企業が採用したい社員は、単に能力やスキルが高い就活生だけではありません。企業が大切にしているのは熱意や意欲です。どんなにスキルが高くても、モチベーションや愛社精神がなくては活躍、勤続を見込めないと考えます。そのため、就活生の意欲を推し量る上でも志望動機を企業が確認します。

②就活生の人間性を確かめたい

就活生のバックグラウンドや思考性が志望動機には反映されるため、履歴書や性格検査では把握しきれない就活生の本質を確かめたいと企業は考えています。本質まで見えることで、企業風土に対する適合性や配属の適性なども検討することができます。

以上の背景から、志望動機は企業にとって重要な選考材料であり、面接官からも非常にチェックされている事項であることが分かりました。では、その志望動機を的確に返答するポイントを紹介します。

<ポイント1:話の順序、構成に注意すること>

論理的かつ相手に伝わりやすい志望動機にするため、話し方や構成に気を配りましょう。まずは短的に結論を述べ、その背景や理由、そしてビジョンという構成で話すことで相手に伝わりやすい内容になります。志望動機は長く話せば良いわけではありません。相手に伝わりやすいかどうかという点にフォーカスすべきです。

<ポイント2:志望動機に至った根拠を深掘りすること>

ポイント1の中で、志望動機が生まれた背景や理由について含めるべき内容としました。この志望動機に至った根拠を深掘りする必要があります。「ホームページを見て感心しました」などでは根拠が薄すぎます。
自分のこれまでの経験や考えと一致していることはないか、自分の興味感心と一致していることはないかなど深掘りしていく必要があります。

<ポイント3:入社がゴールではなく、入社後のビジョンを描くこと>

ポイント1の中で、ビジョンについて含めるべき内容としました。多くの就活生が、志望動機とその根拠というところで止まってしまいます。入社後どうなりたいか、どんなチャレンジがしたいかということまで考えれ入れば、他の就活生よりも熱意がある人材と感じてもらえる要素になるのではないでしょうか。ただビジョンを語る上でも、その企業がどんな事業を行っているのか、また経営計画等の分析が必要です。企業のホームページや会社案内でしっかりチェックしましょう。

志望動機は面接の中でも重要な質問項目の1つなので、事前にポイントを整理して、スラスラ回答できるようにしておきましょう。

この記事の著者

斎藤優

斎藤優

早大商学部卒業後、某大手人材会社にて新卒採用支援業務に従事。インターン企画運営、採用企画立案から媒体運用、説明会企画・運営、面接、内定者研修まで一貫して担当。個のキャリアアップを支援したいと思いから、国家資格キャリアコンサルタント取得し、より就活生に寄り添ったサポートを行っている。

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