- 2017-8-15
- 2022-12-7
- 就活塾NAVIコラム
- 就活心構え, 面接, 自己分析
就活における「面接」は、個人の話をじっくり聞いてもらうものだけではありません。
何人かの就活生をグループに分けてまとめて面接をする集団面接は、ひとりひとりに割り当てられる時間が短く、効率的にアピールすることが求められます。
そもそも集団面接って何?どんなことを聞かれるの?
気になる集団面接のイロハと対策法をご紹介します!
目次
集団面接とは?
集団面接とは、企業が複数名の就活生をまとめて面接すること。
普通の面接との違いは、4~6人ほどを一気に面接するため、個人が話せる時間が比較的短いことが挙げられます。
どうしてこんな面接をするのでしょうか?
それには下記のような企業側の思惑があるからです。
①効率的にたくさんの学生に会うため
②少ない時間でいかに的確な話をできるかを試すため
③まわりの意見を聞いたり、待ったりできるかという態度を見極めるため
一人の面接のときはじっくりと個人を見ることが重視されますが、集団の場合はいかに効率的に学生たちを合格・不合格させていくかもポイントの一つになっています。
特に大企業は膨大な数の学生がやってきますから、足きりのような意味合いが含まれていることもあるでしょう。
また、集団面接は「では〇〇さんから順番に」と順番に話を聞いてくれることもあれば、「何か質問ある人は手を挙げてください」と立候補制にされたり、面接官が気になる学生がいれば、その人ばかりがピックアップされたりするなど、必ず平等とも限りません。
つまり、個人面接とは違い、周りを見ながら効率的にアピールをしていかなければ、残ることができないのです。
どんなことが聞かれるの?集団面接の質問例
集団面接は時間が短いことや、一気に何人もの就活生の意見を聞くという特徴があるために、質問のほとんどがオーソドックスなものに限定されています。
ここでは具体的な質問例を紹介しましょう。
<例> ・簡単に自己紹介をしてください ・あなたの長所と短所を教えてください ・志望動機を教えてください ・学生時代に頑張ったことは何かありますか? ・ほかにどんな企業を受けていますか? ・(面接官に)何か質問はありますか? ・最近気になったニュースを教えてください ・あなたの5年後(または10年後)はどうなっていると思いますか? |
このような質問はもちろんのこと、企業によっては「自分を動物にたとえると何ですか?」などといった奇抜な問いかけをされることもあるので、その場合は焦らず、素直に自分の思ったことを答えましょう。
とはいえ、基本的には上記のような質問が多いため、しっかりとこれらを押さえておけば集団面接も怖くありません!
就活塾の視点:集団面接で知っておきたいポイントをチェック!
集団面接を乗り切るためには、いくつかのポイントを抑えておく必要があります。
ご紹介する5つのポイントを押さえ、自信を持って挑みましょう。
1. 面接前には必ず服装チェックを
集団面接では、たくさんの学生を見るため、さっさっとその場の印象で良し悪しを判断されることも多いです。
だからこそ、第一印象はとても大切。
面接前に身だしなみを一通りチェックし、万全の態勢に整えましょう。
2. 姿勢はしっかり、挨拶や受け答えは元気に
しっかりと背筋をのばし、笑顔と元気な声で話しましょう。
ときどき身振り手振りを交えて話すのもおすすめです。
これだけでもよい印象を持ってもらえますし、姿勢が悪かったり声が小さかったりすると、落とされる対象になってしまうので要注意です。
3. とにかく時間に気をつける
実際の面接は全体で30分ほどです。
4人、5人といれば、単純計算で10分も自分にまわってこないことがわかりますね。
持ち時間は短いので、短くアピールすることが必要となります。
端的に話をするくせを身につけましょう。
4. 入退出すべてにおいて気を抜かない
また、自分の順番が終わってもほかの学生が答えるために、面接は続いています。
聞いている態度もきっちりチェックしていますから、入退出すべてにおいて自分以外の順番のときも気を抜かないようにしましょう。
5. 人と比べず、自分をアピールすることだけを考える
学歴が高かったり自己PRネタの豊富な学生がいると、ついつい自分に自信を無くしてしまいがちですが、気にする必要はありません。
面接官によい印象を持たれることだけを考えましょう。
一般的にスペックが高いとみられそうな学生だからといって、その企業にマッチしているとは限りませんし、あなたはあなたの魅力があるのですから、自信を持って答えましょう。
また、ありがちなのが一緒に面接を受けている学生と、答えようとした内容が被ってしまうこと。
焦ってしまうかもしれませんが、被ったとしても堂々とあなたの答えをいいましょう。
あなたの言葉でまっすぐ伝えればそれはオリジナルであり、他人とまったく同じということはありえません。
まわりを気にせず、自分をアピールしてください。
就活塾の視点:集団面接の対策法
集団面接は個人面接と違うところも多いため、事前に対策をしておくことをおすすめします。
ここでは3つの対策法をご紹介。
ぜひ練習の参考にしてみてください。
1. 論理的に短く話す練習をする
集団面接はとにかく短い時間で答えなければなりません。
だからこそ、ふだんから論理的に、簡潔に話す練習をしておくことは必須。
友達や家族と話しているときも、自分の話している内容を意識しながら話してみましょう。
2. 定番の質問には答えられるようにしておく
集団面接で聞かれる質問は、オーソドックスなものばかりです。
だからこそ、先に予想して答えを考えておくことができます。
前述したような代表例を参考に、あらかじめ聞かれる内容をしっかりチェックし、答えられるように準備しておきましょう。
3. 時間を計って話にかかる時間を把握する
集団面接で個人に割り当てられる時間は僅かです。
しかし、時間内にきちんと答えられれば、あなたの印象はきっとよくなるはず。
自己紹介や自己PRなど、ストップウォッチで測って短く簡潔に話せるように練習しておきましょう。
一つのことを話すのに、1分程度にまとめるのがおすすめです。
また、面接のNG行為についても確認しておきましょう。
詳しく知りたい人は下記の記事を参照ください。
「必見!就活の面接でやってはいけないこと3選:面接のマナーとは?」
就活塾的まとめ:集団面接をクリアするには、効率的なトーク術が必須!
集団面接は個人の面接とは違い、内容も話す時間も限られています。
このなかでアピールするには、短い時間で芯のあることを話せるようにならなければなりません。
しかし逆をいえば、限られ時間内にきっちりアピールできるようになりさえすれば、集団面接をクリアできるということ。
普段から対策を練り、いざというときに自信を持って挑めるよう準備してくことをおすすめします。
また、就活に不安があれば「就活塾」を利用するのもひとつの手です。
「就活塾」では面接のポイントやひとりひとりに合った就活の方法などを個別でおしえてくれます。
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