- 2017-10-10
- 2022-12-6
- 就活塾NAVIコラム
- 自己分析, 企業研究
就職活動で業界や職種を研究することが求められますが、そのなかでも気にしておきたいのが企業の規模や仕事方針。
大手企業と中小企業では規模だけでなく、仕事のやり方や方針も違うことがあります。
そして近年注目を集めているのが、新しいことに挑戦していくベンチャー企業たち。就活塾にもかつての大企業偏重の志望ばかりでなく、ベンチャー企業を最初から志す学生もかなり増えてきています。
大手企業とベンチャー企業はあらゆる面から比べられ、どちらも学生から人気を誇っています。
しかし、大手企業とベンチャー企業にはいったいどんな違いがあり、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
以下でその違いを解説していきます。あなたが選ぶのははたしてどっち!?
目次
長年学生人気を牽引!安定の大手企業
大手企業は名前の通り、大きな規模の企業。
いわゆる、誰もが知る有名企業のことを指します。
特徴としては、組織が大きいこと、売り上げが大きいことなどが挙げられるでしょう。
規模の大きさから給料がよい、安定している、ネームバリューがあるなどとされており、学生から人気を誇っています。
新しいサービスをどんどん展開!挑戦のベンチャー企業
近年大手に負けず劣らず、学生に人気を誇っているのがベンチャー企業。
ベンチャー企業とは、新しいことにどんどんチャレンジし、新しいサービスや商品を提案する中・小規模な企業のことを指します。
新しいことをやってみたい、仕事を通して成長したい、などといった意欲を持つ学生から支持されているのでしょう。
大手のような研修があるところも少なく、自分たちでどんどん仕事をしていくことが求められるのも、やりがいを感じる一つです。
最近ではインターネットの台頭によるSNSを含むソーシャルメディアの影響力も大きく、自分たちに身近なサービスの業界を選ぶ学生も増えています。
ベンチャー企業は特にSNSを利用した宣伝活動も得意ですから、自然と目に入ってくるということもあるのかもしれませんね。
どちらかに分けられない企業も!大手×ベンチャーな企業たち
大手とベンチャーについて解説してきましたが、近年では大手がベンチャー企業のように斬新なサービスを作ったり、ベンチャー企業が急成長し大手のような規模でサービスを拡大させたりと分けられないこともあります。
たとえば世界的に有名な企業であるgoogleやFacebook、yahoo!などのIT企業はこれまで新しいことにどんどん挑戦するベンチャー企業として活躍してきましたが、今では規模もかなり大きくなり、大手企業としても認識されていますね。
近年ではこうした大きなベンチャー企業を、「メガベンチャー」と呼ぶこともあるようです。
大手企業とベンチャー企業にはいくつか違いがありますが、それだけで分けきることはできないといったところでしょう。
就活塾の視点:大手がよい?ベンチャーにすべき?メリットデメリットを徹底検証!
大手企業にもベンチャー企業にもそれぞれ特徴があり、学生に人気がある理由もいくつか挙げられます。ここではさらに掘り下げて、大手とベンチャーの各メリット、デメリットを就活塾の視点も交え紹介します。
<大手企業のメリット>
・福利厚生がしっかりしている
・会社がつぶれることが少ないため安定している
・研修制度が充実していて新卒も安心
・比較的大きなプロジェクトに携わることができる
とにかく安定がキーワードの大手企業。
長年の経験からノウハウがしっかりしていることや、福利厚生が安心できるところも、学生から人気の理由の一つです。
また、規模的にも大きな仕事に取り掛かることが多いため、国内だけでなく世界をまたにかけた大プロジェクトに携われることも。
<大手企業のデメリット>
・担当部署を超えた業務ができない(必ず希望が通るとは限らない)
・ものごとを実行するのに時間がかかる
・自分でやったという実感が薄く感じてしまう
・新しいことにチャレンジしにくい
大人数の社員を抱えているゆえに、危険は冒せませんから仕事においての際限もかかりやすいです。
また、一つの許可を取るのに何人もの判をもらわなければならなかったり、いちいち書類を提出しなければならなかったりと、ちょっと時間がかかってしまうというところも。
ほかにも、大規模ゆえに大人数でプロジェクトを進めるなど、自分がやった!と実感できることが少ないことがあります。
ベンチャー企業のメリット
・実力社会!スキル、能力があればすぐに昇級や昇格ができる
・際限なく仕事にチャレンジしやすい
・自由度が高い
・社内の風通しがよい
ベンチャーのよいところはやはり、自分がやりたいと思ったことを挑戦しやすい環境にあることでしょう。
社長やチームメンバーを納得させられれば、幅広く仕事ができますし、自由度も高いです。
また、重役との距離が近かったりと風通しのよさもポイントに。
ベンチャー企業のデメリット
・研修がほとんどない
・大きな仕事ができない可能性が高い
・知名度が少ない
・福利厚生面、給与等待遇面で大手と比べると見劣り
ベンチャーはとにかくスキルや挑戦力がものをいいます。
新卒だからといって一から丁寧に研修してもらえることはあまりないでしょう。
その代わり自分次第で様々なことにチャレンジできる可能性があります。
さらに詳しく調べる場合は、インターネットを活用した業界や企業の研究をしてみましょう。
下記の記事を参照ください。
就活塾目線:あなたが目指す企業はどっち?選ぶときのポイント
ここまで大手企業とベンチャー企業、それぞれの特徴やメリット、デメリットを解説してきましたが、いったいどちらが自分に合っていると思いましたか?
「安定してはたらきたいし大手!」
「新しいことに挑戦したいからベンチャー!」
などと、さまざまな考えが浮かんできているでしょうか。
大手とベンチャーはその仕事のやり方や規模などから比較されやすいです。
そしてどちらにもよいところ、悪いところがあります。
だからこそ、必ずしも大手がよい、ベンチャーがよいとはいえないでしょう。
大手のよいところがデメリットに感じる人もいれば、ベンチャーのよいところがデメリットに感じる人もいるのです。たとえば大手は研修が充実しているかもしれませんが、ベンチャーはその間に厳しい環境でステップアップしていけるということがありますね。
大手のようにルールが決まっているほうがよいと思う人もいれば、ベンチャーのように自由にやりたいと思う人もいるわけです。
大切なのは自分の将来を見据えながら考えること。
自分が仕事のどこに重点を置いているか、じっくり考えてみましょう。
また、将来を考えた就職活動について詳しくは下記の記事もご覧ください。
就活塾的まとめ:大手とベンチャーはそれぞれに魅力がある!あなたらしく働けるところを選ぼう
安定の大手企業、挑戦のベンチャー企業、どちらも魅力がたっぷりあります。
だからこそ、あなたが本当にあなたらしく働けるのはどんな企業なのか、どんな業界職種かを考えて選ぶことが大切です。
最初から決めてかかる必要はありません。就職活動の中で両方受けたっていいのです。むしろ両方の話を聞いてみることをお勧めします。
終身雇用の概念が崩れ、自らが考えながらキャリアを磨いていく時代になりました。
たくさんの企業に出会い、自分と向き合いながら、自分にはいったいどんな企業が向いているのかを考えてみてください。