大学3年生の皆さんは、夏休みにインターンシップに行ったという方が多いのではないでしょうか。特にインターンシップが初めてだったという方、行ってみていかがだったでしょうか。インターンシップの経験を振り返り、次に生かすためのポイントを紹介します。

インターンシップと一言で言っても種類が多いです。ここでは、1dayから5dayの短期インターンシップで、学生同士のグループワークがあったパターン、営業同行など仕事の一端を経験するパターンを想定しています。

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インターンシップでみんなどんなことに失敗しているのか?

インターンシップに初めて行った学生からは、自分が思っていたよりもできなかったという声をよく聞きます。言いかえると、自分はもっとできると思っていたという声です。では、どのような点で上手くいかなかったと感じているのでしょうか。

グループワークで自分の意見を思ったように言えなかった

インターンシップのプログラムに学生同士のグループワークが盛り込まれていることは多いですが、想定よりも話せなかったという声をよく聞きます。グループワークでは必ずしもリーダー役になる必要はありませんが、少なくとも自分の意見を言う場面がないと人事部の目には留まりません。自分の意見が無いわけではないのに、話す内容を自分の頭で整理している間に議論が進んでしまうことがあります。話し合いのスピード感についていけないパターンです。

積極的な学生に押されて自分を出せなかった

インターンシップは色々な大学から学生が来ています。優秀かどうかは置いておいても、積極的な学生は必ずいるものです。長期インターンシップと違って、短期のインターンシップでは成果を出すまでの時間が短いです。そのため、ファーストアクションが重要です例えば「グループワークを始めてください」とスタートした時に、学生の顔を見回して様子見をする時間はなかったでしょうか。躊躇せず「よろしくお願いします!」と笑顔で言えたでしょうか。インターンシップや就職活動には瞬発力は必要です。実際の仕事では瞬発力だけではダメなことも多いですが、とはいえ積極性はプラスに働きます。

下調べしていなかったので知識が全然なかった

下調べをしておくのとしていないのでは、その会社のこと、業務のことを理解するスピードが全違います。人事の担当者から同じ説明を受けても、事前知識の有無により学生それぞれの理解度が異なるのです。これが仕事(グループワーク)の差につながってきます。就活生のなかには、自分が知らないことに気づいていない学生が多いです。インターンシップでそのことに気づけた人は問題ありません。

インターンシップの経験を無駄にしないための振り返るポイントとは?

「失敗した」「大変だった」と思うだけではもったいないです。冷静にインターンシップでの自分の行動を振り返ってみることをおススメします。自分が成長したポイントはあるはずで、それを言語化することが重要です。また、就活本番のためにこれから自分で鍛えるべき点は何かを理解することも非常に重要です。いくつかの観点でポイントを解説します。

スキル面を振り返る

大学の授業を受け身で聞いているだけでは、自分のスキルがどの程度なのかを認識する機会は少ないでしょう。インターンシップでは、仕事の一部を経験することで自分のスキルがどれくらいあるのか感じる学生も多いです。また、グループワークをすることで他の学生と自分を相対的に比較することで、自分の能力の程度に気づくことも多いです。

仕事をする上では、コミュニケーション力をはじめとして、発信力、表現力、ファシリテーション力、主体性など、様々な能力が求められます。インターンシップでは、日頃大学の授業受けているだけでは使わない能力も使ったはずです。自分がインターンシップの現場で、発揮できた力はどれで、発揮できなかった力はどれか振り返ってみましょう。

何も指標もなく振り返るのは難しいので、一般的な社会人基礎力を参考にするとよいでしょう。日本インターンシップ推進協会のサイトからは、自己評価シートをダウンロードすることができます。

日本インターンシップ推進協会

表情・態度を振り返る

インターンシップでは、慣れないアウェーの場所のため、笑顔ができていない学生が多く見受けられます。仕事で相手とコミュニケーションをする際に、笑顔はとても重要です。当然面接でも笑顔ができる人とできない人では、選考をパスする確率は大きく異なります。

インターンシップは面接と違って、時間が長いです。社員と接するとき、学生同士のコミュニケーション、顧客の前での表情など、あらゆる場面を見られています。普段の生活から、笑顔を作れるように意識的に練習することをお勧めします。

また、インターンシップは時間が長い分、普段の癖が出やすいです。座り方が崩れる、背筋がまがる、声が小さくなる、足をバタバタする、などです。気をつけていても、長い時間グループワークがあったりすると癖が出やすいものです。自分がどうだったかを振り返ってみましょう。

課題意識を振り返る

インターンシップに臨む前の意識はどうだったでしょうか? マナーができるとか、話すのが上手とかよりも、「どういう目標をもってインターンシップに臨むか」ということが評価される行動につながってきて、自分の成長にも大きく寄与します。例えば、インターンシップに「教えてもらう」という意識で行く人は、その時点で受け身であることに気づいてほしいです。

重要なのは、次の機会にどう向かっていくかです。次回インターンシップに参加する際の目標を具体的に立てましょう。インターンシップで達成したいこと、学びたいこと、発揮したいスキル、克服したい苦手ポイント、などを書き出しておくだけでも可視化されて自分で意識できるようになります。

インターンシップで失敗しても挽回できるのか?

同じ会社に再度チャレンジするのは何も問題ありません。不利になることも一般的にはないです。振り返りで自分の課題を明確にし、それを克服できるように鍛錬の場所を探しましょう。

学内でグループワークの機会を探す

まずは大学内でグループワークがあるような教育機会を探すことです。課題解決を行うような授業があれば積極的に参加しましょう。ゼミも必ずしもグループでの活動があるとは限らず、先生による違いが大きいです。厳しいゼミは有効かもしれません。大学によっては課外講座で、課題解決やプレゼンの講座を用意しているところもあります。

知識を得る/論理性を鍛える

グループワークそのものを経験することはもちろん重要ですが、「知識を得る」ことや「論理性を鍛える」ことも重要です。

本や新聞を読みましょう。課題解決やロジカルシンキングに関する本はたくさんあります。2、3冊読むだけで、多くの気づきを得られることでしょう。考え方のフレームを知るだけでも、各段に理解は進みやすくなります。「問題解決 本」と検索すると、たくさん出てきますので、ぜひ一読することをお勧めします。

また、グループワークがあるような少人数の授業がなくても、文章力を高めることができる授業はどの大学にもあります。意識的にそのような授業を履修しましょう。

学外で鍛錬できる機会を探す

グループで活動する機会が多い大学とそうでない大学があります。学部によってもその機会は大きく異なります。学内にチャンスがないと思ったら積極的に学外に出るのも一つの手です。

1dayインターンシップの機会は割と通年でありますし、探せば企業が行なっている無料のイベントなどもあります。学生以外も対象の講座でも鍛えられます。

残念ながら、グループ活動に関して個別のフィードバックが得られる機会は大学内でもインターンシップでも、そう多くありません。的確なフィードバックが欲しいなら就活塾という手もあります。

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