インターネットは重要な業界研究・企業研究のツールです。しかし、ナビサイトの特集だけをみて調べた気になっている就活生がいます。また企業のホームページにたどり着いても就活生用の情報ばかりではないので、どこをどう見ていいか分からない、という学生は多いです。本コラムでは、インターネットでの業界研究・企業研究のやり方を紹介します。ぜひ参考にして頂き、納得のいく就活ができるように情報収集をしてください。

後悔しない就活のために業界研究をしっかりすること

あまり研究をしないまま就活に突入して、なんとなく内定をもらって就活を終えたあとに、その内定先でいいか悩む就活生は結構います。いったん就活を終えてしまうと、多くの優良な企業は採用を終えてしまっていますので、後で後悔しても遅いということになります。しっかり業界研究・企業研究ができていないとこのような状態に陥りやすいです。

就活塾生

業界研究の重要性

業界研究は何のために行うか?それは『自分の志望する業界を見定めて、ミスマッチを防ぐため』です。よく「行きたい業界がない」と話す就活生がいますが、たいていの場合業界研究ができていないことが多いです。それぞれの業界のことをよく知らないと、志望すべきかどうかも判断できないことがあります。例えば、「シリア料理とポーランド料理とギリシャ料理のどれが好き?」と聞かれても、それぞれの料理のことを知らないと、好きか嫌いか判断できません。業界研究も同じです。

業界研究・企業研究のやり方として、足を使って行うべき、という指導があります。店舗や工場見学、OBOG訪問をすべきというものです。それも良い方法ではあることは間違いありませんが、限られた就活期間の中で「時間が足りない」「効率的にしたい」というニーズがあるのも事実だと思います。本コラムでは、インターネットでの業界・企業研究のやり方を紹介していきます。インターネットでもポイントさえつかめば、かなりの情報を得られます。ミスマッチでない納得できる就活ができるように、本コラムを参考に情報収集をしっかり行いましょう。

業界を理解するためにはナビ型サイトではダメ?

業界研究をするためには、実はナビ型サイトはお勧めしません。就活準備を始めたころは、業界研究をしようとして、ナビサイトの特集や検索して出てきたページを見ることが多いと思います。悪くはないのですが、ナビ型サイトの場合は自社のサービスに導くためのコンテンツでしかない場合が多いため、深い情報まで得られないことがあります。

広く浅く業界理解をするには、インターネットではないのですが業界地図が最もおススメです。ナビ型サイトでは、「どのような業界があるのか」程度の理解をするために活用しましょう。

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就活塾の視点:気になる企業をホームページで深く調べる

業界のことを調べ続けるよりも、まずは気になる企業を1つでいいので深く調べてみることをお勧めします。一つの企業を深く調べると、調べるべき観点が自分で分かるので、それ以外の企業を見るポイントが身に付きます。また、企業を深く調べることで業界のこともより理解できるようになります。

新卒採用のページ

まず、就活生が見るのが採用のページです。詳しい情報を見るために登録が必要な場合もあります。希望する企業は、最低限見ておく必要があります。前提として押さえておきたいことは、採用のページは「人事部が就活生に見てもらいたい情報を載せている」ということです。例えば先輩社員の情報を参考にしたり、憧れを持つことは良いことですが、それだけでは企業研究にならないということを念頭に置きましょう。

掲示板

企業情報のページ

企業にもよりますが、業界大手の企業であればある程度の情報は記載されています。まずは、会社概要や会社の歴史などの会社の情報を入手しましょう。伝統の会社であれば歴史を見ているだけで、元々は別の事業をしていたり、発展してきた歴史が分かったりと興味が湧きます。

次に会社の理念を表すページを確認しましょう。ビジョン、企業理念 、ミッションステートメントなど色々な言葉で表現されていますが、その企業が大事にしていることが何かがまず理解できます。そして重要なことは、企業の理念が、1)社員に浸透しているか、2)サービスに反映されているかということです。1)は残念ながらインターネットでは分かりません。OBOG訪問や会社説明会で確認する必要があります。2)はサービスや商品を調べて、自分で「感じる」ものです。BtoC企業は、自分がユーザーであることも多いのでわかりやすいです。

投資家向けIRのページ

少し難易度があがりますが、IRのページはその企業のことがよく分かります。IRとは、企業が株主や投資家向けに経営状態、財務、業績などなどを広報するための活動を指します。つまり、IRのページは企業が株主に自社のことを説明するページになります。

決算説明会資料、決算短信、アニュアルレポートなど、その企業について詳しい情報が載っています。全部は理解できなくても構いませんが、一度目を通して見てください。狙いは、①伸びている事業や注力している事業を把握すること、②詳しく調べるためのキーワードを拾うことです。大きな企業は、○○事業やカンパニー制だったりで、事業内容が分かれています。これらのレポートを見ると、各事業の伸びや正確な事業部名が分かります。また、自分の知らないこと、興味を持ったことを調べるためのキーワードが見つかります。例えば、アジャイル、OEM、ディストリビューターのような知っているようで分からない言葉なども出てきたりします。

PCと業績グラフ

就活塾的差別化… 業界・企業の最新情報を把握する

業界や当該企業の最新情報を知っていることは、アピール材料になります。「御社が第一志望です!」という常套句にも信憑性が増しますよね。就活塾ではライバルに差をつけるポイントとして、意中の企業の最新情報を追いかけるよう指導します。

プレスリリース

プレスリリースとは、企業や団体が自らの活動をメディアに伝える手段です。広報活動の1つですので、宣伝ではあるのですが、その企業が外部に伝えたいことであると言えます。「プレスリリース ○○←企業名」のように検索してみると、その企業がプレスリリースした内容を見ることができます。プレスリリースで発信される内容は、新商品/新サービスの発表、他社との連携・提携、調査結果報告、イベントやキャンペーンなど多岐にわたります。その企業、その業界における最新トレンドをつかむことができます。

ニュースで検索する

業界研究に関しては業界に関連するニュースを選んで読むことも重要です。知らない人もいると思いますが、ニュースは検索できます。Googleニュースやyahooニュースの検索欄を使います。ここに業界名や具体的な企業名を入れるのもよいですし、気になるキーワードを入れるのでもよいです。例えば、「IT業界」「不動産」と入れると関連するニュースがたくさん出てきます。

就職活動においては新聞が読むことが大事だと言われています。幅広く社会の出来事を理解し、自分の意見を持つことはもちろん重要ですが、目的をもってニュースを探すことにも挑戦しましょう。

業界新聞

業界新聞とは、特定業界の記事に特化した新聞です。業界では広く認知のある新聞もあれば、これは誰が読むのかというニッチな新聞もあります。業界新聞の例をあげると「板紙・段ボール新聞」「コンビニエンスストア新聞」「日本種苗新聞」などです。これらは30・40年と歴史ある業界新聞です。

検索で「業界新聞」と入れると、一覧で業界新聞をまとめてあるサイトが出てきます。自分の気になる業界新聞を選んで、そのサイトを調べてみましょう。全部ではありませんが、インターネットである程度の記事が読める業界新聞も多いです。詳しく読みたい人は、大きな図書館に行くと実物が置いてある場合が多いです。

新聞

就活塾的まとめ:興味が持てるポイントを探す

インターネットで情報収集できるのは、ある程度規模の大きな企業に限られます。中堅中小企業は収集できる情報が少ないですので、企業説明会などに足を運ぶ必要があります。業界研究のスタートとして、まずは大手企業を題材にインターネットで業界研究・企業研究のポイントをつかみ、そこから視野と選択肢を広げていくことをお勧めします。

最も重要なことは、自分にとって興味を持てるポイントを見つけられるかどうかです。「行きたい業界がない」という人は、まずは意識的にインターネットを駆使して情報にアプローチしてください。興味が持てれば、自分でどんどん調べて理解が深まり、気持ちも前向きになります。逆に興味がないと面接でそれが伝わってしまいます。何であれば自分は興味を持てるのか、自分と向き合いながらインターネットで業界研究をしてください。

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