就活のエントリーシートでは必ずと言っていいほど、「志望動機」の欄があります。そして、この志望動機の良しあしで面接に通過するかどうかが決まると言えるでしょう。応募する企業のホームページを見て、それっぽい志望動機を書いても面接にはたどり着けません。今回は、そんな志望動機の書き方4ポイントを紹介します。この4ポイントを抑えるだけで通過する可能性が高まるでしょう。

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大原則:採用担当者は即決で志望動機・エントリーシートを評価

まず、採用担当者は数千枚から数万枚に渡るエントリーシートを数百枚まで絞る作業を行うため、1人1人の書類を見ている時間はありません。従って、採用担当者に1分程度でエントリーシートを見て、「この学生は良さそうだ。」と判断されなければ、そのまま不通過になってしまうわけです。残酷な現実かもしれませんが、あなたは面接に進むために、印象に残りかつ志望動機で落とされることのないエントリーシートを準備する必要があるのです。

例文で見る「良い」志望動機と「悪い」志望動機

では、4つのポイントを紹介しつつ、例文で良い志望動機と悪い志望動機を見てみましょう。

良い志望動機のポイントとしては、

(1)結論から始まり、分かりやすい文体になっている
(2)ビジネス文章になっている 
(3)志望する企業でなければいけない理由(必然性)が明示されている 
(4)志望する企業で成し遂げたいことが明示されている

の4点になります。では、例文を見てみましょう(赤字が必ず押さえるポイントとなっております。)

 

【設問】ある大手損害保険会社の志望理由(150文字以内)

【NGな例】
(1)ずっと不景気だと言われている日本ないし世界のために何かをしたいという大きな夢があります。保険がなければ事業の始まりがないと思うので、(2)御社のような大手損害保険会社に入り、(3)様々な会社に新規事業開拓におけるリスクを全面的にカバーしてあげ、安心して事業開拓させ、(4)経済の活性化のために頑張りたいと思います。
【OKな例】
(1)2点あります。1つ目は(2)貴社社員の人柄に惹かれているからです。(3)インターン及びOB訪問でお会いした社員の方々は皆プロ意識が高く、尊敬しています。2つ目は貴社のグローバル戦略です。(4)韓国からの留学生なので、語学力及び留学経験で学んだ異文化適応力を活かし、貴社にしかない高品質なサービスを世界に伝えていきたいと思います。

 

志望動機の書き方ポイント(1)結論から始まり、分かりやすい文体を!

「結論から」の姿勢を徹底

志望動機では、まず結論から書き出すようにしましょう。エントリーシートでは設問に対して応答出来ているかどうかを点検されます。上記のNG例では、いきなり自分の夢語りになってしまっており、読み手が疑問を感じ、「この学生は何が言いたいのだろうか?」と不信感を抱く原因となります。対して、良い例では、理由は2つであることが明示されており、次の文章にスムーズに繋がっており、読み手としても分かりやすさを感じるでしょう。

良い志望動機の書き出し例

理由は○○○と■■の2点です。
貴社への志望理由は■■■であるからです。
なぜ貴社を志望するかというと、○○○だからです。

 

志望動機の書き方ポイント(2)ビジネス文章になっている

志望動機では、誤字脱字も含めたビジネス文章に習熟しているかも見られています。ここで、つまらない誤字脱字や間違いを犯して社会人におけるビジネスシーンで当たり前とされている文章形式も事前に調べていないと見なされてしまえば、非常にもったいないです。

志望動機の記入でよくある間違いの例

よくある間違いとしては、口語表現をそのまま文章に用いてしまうケースです。文章では文章の表現があることを気を付けましょう。

間違った使用例 正しい使用例
御社 貴社
僕、あたし
~~氏・さん ~~様
○○株式会社 ○○株式会社様ないし貴社

 

志望動機の書き方ポイント(3)志望する企業でなければいけない理由(必然性)が明示されている

他社ではなく、志望する企業を選んだ理由を明示

続いて、志望動機では、「なぜ他社ではなく、志望企業に入社したいか理由が明確か?」が問われます。上記の例だと、志望企業でなくとも別の保険会社でも良いということになってしまい、採用担当者からすれば、「この人は単に同じ志望理由を使いまわしているだけなんだな。」と見なされて通過出来ないです。文字数にも依りますが、志望動機を書く際には、なぜこの業界なのか?選んだ業界の中でもなぜ志望する企業を選ぶのか?を繋げて書くことの出来るようにしていればベストです。文字数がない場合には、なぜ志望する企業なのかを明示するようにしましょう。

有価証券報告書と決算説明資料を有効活用

従って、以下の情報源を用いて業界を選んだ理由と業界の中でもなぜ志望企業を選んだのか明示しましょう。

(1)志望企業の有価証券報告書

(2)志望企業の決算説明資料(パワーポイントかPDF形式)

なぜこの2つを読む必要があるかというと、業界の中での志望企業の立ち位置が分かりやすく書かれており、かつ決算説明資料には業界を取り巻く環境も説明されているため、あなたの企業理解を促進するとともに、事実に根差した志望理由を突き詰めることが出来るからです。ただ読むだけではなく、これらの資料を読んだ上で、OBOG訪問を行い、自分の考えとして質問して志望企業の理解を深めることが出来れば、さらに良い志望理由や面接準備が可能になります。

 

志望動機の書き方ポイント(4)志望する企業で成し遂げたいことが明示されている

最後に、具体的に志望企業で何をやりたいのかを記載しましょう。上記では、「頑張りたい」の一言だけで、「何を頑張りたいのか?」がよく分からなくなってしまっているので、志望する企業で何をやりたいのか業務や事業レベルに落とし込んで記載しましょう。ここで注意が必要なのは、志望する企業で出来ないことを記載して、とんちんかんな内容になってしまわないようにしましょう。

志望動機では強みを活かして成し遂げたいことを記載

最も好まれる例としては、あなたの強みと会社で成し遂げたいことが繋がっていることです。すると、採用担当者にとっては、初見にも関わらずあなたがなぜ志望企業を選んだのか分かり、かつあなたの強みが企業の中でどう活かされるのか分かるので、採用担当者としてはあなたの活躍がイメージできるか否かを判断できるからです。そして、その印象を面接官に伝えてあなたが本当に強みを用いて企業で活躍できるかを試されます。採用担当者や面接官にとっては、手間のかかる確認作業や疑問をいちいち感じながら文章を読んだり面接をすることは苦痛でしかないので、ここで分かりやすく活躍のイメージを作れば、書類選考突破後の採用面接でも有利に働きます。

 

就活で面接へ確実に行くために:志望動機で差別化しよう!

さて、4つのポイントに分けて志望動機の書き方を解説してきましたが、重要なのは「相手の立場に立ってアクションする。」ことに尽きます。膨大な数のエントリーシートをある意味裁かなければいけない採用担当者にとって、どのように書けば会ったこともない学生のあなたを「会ってみようか。本当に私達と働きたいのか試してみたいか。」と思っていただけるかを考えながら準備してみましょう。本稿をご覧いただき、志望動機をスムーズに書くことが出来るようになっていただければ幸いです。

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