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【徹底解説】あなどってはだめ!就活の筆記試験対策とは?

就活では会社によっては筆記試験を課す選考もあります。就活における筆記試験は多数の候補者への「足切り」の役割を果たすので、「参考書を適当に読んでおけば、特段の対策はいらない。」と軽んじていては痛い目を見るでしょう。第一志望だったのに、筆記試験で足切りされてしまったでは後悔しきれません。今回はそんな筆記試験の対策について就活塾の視点でご紹介します。

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就活における筆記試験の種類とは?

就活における筆記試験の種類は多岐に渡ります。形式はそれぞれ違えど、試されている素養は共通していると言えるでしょう。

【試される能力】
・知的能力(問題処理力、論理力等)
・パーソナリティ(性格の志向性)

最も用いられる筆記試験:SPI

リクルートキャリアが作成している最もポピュラーな筆記試験です。言語(文章理解・語彙問題)、非言語(計算問題)、性格診断から構成されています。単なる計算処理や知識問題ではなく、性格の傾向や思考力や判断力を試している点に注意しましょう。テストセンターでも同じ形態で課されるので対策は必須でしょう。
【参考】大卒採用向け「SPI3-U」

英語も出てくる筆記試験:玉手箱

日本SHL社が作成している筆記試験です。一次方程式、四則演算、空欄補充、図表の読み取りといった問題が数多く出てくるとともに英語問題も出題されるのが特徴です。英語では長文読解で正しい選択肢を選ぶ形式となっています。
【参考】日本エス・エイチ・エルの商品

暗号問題のある筆記試験:CAB・GAB

玉手箱と同じく日本SHL社が作成しているCABには法則・命令・暗号といった独特の形式が多く、慣れていないと解けない難問が多いと言えるでしょう。GABでは、計数問題・非言語問題で知的能力を計測するとともに、パーソナリティ測定で人格の9特性(バイタリティ、チームワーク)、マネジメント特性、適性(営業、経営、といった職種)を判定します。
【参考】日本エス・エイチ・エルの商品

癖のある筆記試験:TG-WEB

ヒューマネージ社が作成しているパーソナリティと判断推理力を検定する筆記試験です。「従来型」と「新型」で出題形式・難易度に違いがあるのが特徴です。問題数が多く、なじみのない出題形式が多いので対策が必要になります。

【従来型の特徴】
・言語:長文読解、空欄補充、並び換え
・計数:暗号、展開図、推論問題
【新型の特徴】
大量の問題が出題され、処理力が問われる。
・言語:同義語、対義語問題
・計数:方程式、図表問題

【参考】ヒューマネージの適性検査

試験・テストのイメージ

就活塾の視点:就活における筆記試験の基本

就活における筆記試験の種類が分類できたところで、次は見落としがちな筆記試験の基本をおさらいしましょう。

筆記試験の時期は面接の前後

筆記試験の時期は面接の前後で設定されることが多いです。面接の前日までに実施が定められているケースやテストセンターで受験したデータを提出するように求められます。企業によって時期設定が異なるので気づいたら受験時期が過ぎていたなんてならないようにしましょう。

筆記試験の服装は普段着かスーツで!

筆記試験の服装はテストセンターの場合は服装自由で指定されるケースが多いので服装は気にせずともよいでしょう。反面、試験官がいる筆記試験会場ではそのまま面接ということもあるのでスーツで行ったほうがよいでしょう。

筆記試験では電卓使用可能なものもある

また、試験形態によっては電卓使用可能なものもあるので、「使ってもいいのに忘れた」とならないように使いやすい電卓を用意しておきましょう。

就活塾の視点:筆記試験はどうやって対策する?

それそれの筆記試験の特徴を抑えたところで具体的な対策を紹介します。

筆記用具

参考書を1冊マスターしよう!

重要なのは、形式になれ、本番で「この形式は見たことがなかった。」とならないようにすることです。しかも、選考と並行して様々な準備もせねばならず時間も限られてくるので効率的な対策が必須でしょう。従って、形式に合わせて1~2冊を解いて慣れておけば問題ないです。解き方や注意すべき点を頭に入れておくだけでも本番での回答率向上につながります。

【おススメの参考書例】
これが本当のSPI3テストセンターだ!
Webテスト2【TG-WEB・Web-CAB・WEBテスティングサービス】完全対策  (就活ネットワークの就職試験完全対策3) 
最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集

他にも就活対策におすすめの本を紹介しています。気になる人は下記の記事も参照ください。

「就活で絶対役立つ!目的別おすすめ書籍・対策本20選」

実際の選考でいくつか試験を実践で受けてみよう

参考書のみでは不安な場合は、実際に受験体験を積み重ねてみるとよいでしょう。テストセンターなど使いまわせる形式のテスト結果が良ければそのままその結果を使えばよいですし、万が一落ちてしまっても、練習ということで踏ん切りがつくからです。ただ、時間がないので慣れてきたら順次本選へ専念していきましょう。

筆記試験を突破するために

筆記試験には様々な種類があるものの、判断している能力は思考力・パーソナリティです。限られた時間の中でどれだけ準備ができるかが選考に残るかどうかの分かれ目になってきますので、傾向と対策を抑えて、「筆記さえできていれば本選に乗れたのに・・・」という後悔がないようにしましょう。

また、「就職活動のことは気になるけれども、どう進めて行けばいいのかわからない」。そんな悩みを抱えている就活生も多いことでしょう。そのような就活生にとっては「就活塾」を利用するのも一つの方法です。

「就活塾」については下記記事で詳しく解説しています。

「就活塾とは?利用をおすすめしたい就活生や概要、活用法を解説!」

この記事の著者

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長田健/Ken Osada

早稲田大学政治経済学部卒業。在学中はビジネスコンテストや学生団体の代表を経験するとともに、ベンチャー企業で100名以上の留学生のエントリーシート添削を行うなど、就活支援業務に従事。大学卒業後は大手損害保険会社に入社し法人営業業務に汗を流す。その後コンサルティングファーム、ベンチャー企業の採用支援の業務を経て、現在は医療機関の経営支援業務に従事する傍ら、学生のキャリア支援を行っている。

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