第30回 2016年卒の就職活動はどうなる?

2015年卒の採用選考が進む中、すでに2016年3月卒業予定の大学生・大学院生が就職対策に動きだしている現状を鑑み、今回は2016年卒の就職活動について記述します。

 

1.就職環境

2015年卒の就職環境を見る限り、景気回復にともない求人数が増加、結果、内定率が改善傾向にあります。ただ、求人倍率・内定率ともに、依然、リーマンショックの影響を受けていない2008年卒・2009年卒を下回る水準にあることから『回復傾向にあるものの、依然、就職難は継続中』と言える状態です。
なお、大手有名企業については非常に人気が高く、100~300倍は当たり前、人気企業では1,000倍となっており、極めて熾烈な競争を勝ち抜くには『それ相応の事前準備が必要』な状況です。

 

2.就職活動のスケジュール

2016年度入社以降の採用選考活動について、経団連の会員企業1,300社のうち833社が賛同する「採用選考に関する企業の倫理憲章」の内容を改定、「広報活動」および「採用選考」の開始時期が大きく変更になります。

 

(現行 & 改定)

  現行 改定
広報活動 卒業・修了学年前年の12月1日以降 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
採用選考 卒業・修了学年の4月1日以降 卒業・修了年度の8月1日以降
内定日 卒業・修了学年の10月1日以降 変更なし

 

(補足説明)

・現在の採用選考開始時期は4月1日以降となっていますが、現実は、その2カ月前の2月からESなどの書類選考や適性検査が行われています。そのような実状を鑑みれば『改正後においても8月1日以降ではなく6月には採用選考が開始されると整理しておく』方がいいでしょう。

・また、2015年卒の内々定時期を見ると、サマーインターンを開催した大手通信、そして外資コンサルなどは10-12月に、マスコミやアパレル大手などは1-2月に、金融などでは3月に、内々定を出していることからも『早め早めの対策が必要』です。

 

(記事: 就活ゼミ 有川智浩)

 

 

 
 
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