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地方国立大×食品メーカー内定者のリアルな声をお届けします
「食品メーカーに興味はあるけれど、何から始めていいのか分からない」「インターンや説明会の話題についていけない」──
都市部と比べて企業説明会の数が少なかったり、OB・OG訪問の機会が限られていたりと、地方学生は“情報格差”に悩む人も多いです。真面目に授業やゼミには取り組んでいるのに、「就活のやり方だけが分からない」というギャップに苦しむケースも見られます。
今回紹介するのは、そんな環境の中で不安を抱えながらも、オンライン完結の就活塾を活用し、食品メーカーの第一志望から内定をつかんだ女子学生の実例です。
「地方から人気業界なんて…」綾さんの実体験
仮名:島田綾さん(地方国立大学・経済学部4年)
私は授業もゼミもコツコツ取り組むタイプなのですが、就活のことになると、急に“何も分からない自分”に気づかされました。
食品メーカーに興味はありましたが、じゃあ何を準備すればいいのか、どう動けばいいのか、まったく見当がつきませんでした。
周りの友だちはどんどん行動を始めていて、
「インターン行ってきたよ!」
「説明会で社員さんの話聞けた!」
そんな会話を聞くたびに、自分だけが取り残されているような感覚になりました。
「自己分析って何をすればいいの?」
「ESなんて書いたこともないし、どこから手をつければいいの?」
「そもそも面接では何を話せばいいんだろう…」
考えれば考えるほど不安だけが大きくなっていき、
“何かしなきゃ”という焦りに心が押しつぶされそうでした。
そして、ふと思いました。
「このままだと、本当に何もできないまま就活が終わってしまうかもしれない…」
地方大学ゆえの“情報格差”を痛感した日々
私の大学は地元ではそれなりに知られていますが、就活環境は都市圏とは大きく違っていました。
- 全国区の食品・飲料メーカー(大手・準大手)が学内に説明会で来ることはほぼない
- OG訪問の機会もほぼゼロ
- 情報源はSNSや口コミサイトが中心になり、信頼できる知識が得づらい
- 企業研究の仕方すら分からず、受ける企業も曖昧なまま
特に食品・飲料メーカーは人気業界。 説明会にも競争があって、そもそも情報が届くまでが大変なんです。「地方にいるだけで情報戦で負けてる気がする…」そんなふうに感じていた私にとって、この情報格差は予想以上に大きな壁でした。
“プロに頼るしかないかも”と感じ、就活塾の無料相談へ
ある晩、「地方 食品メーカー 就活」と検索していたとき、オンラインで利用できる就活塾の広告が目に留まりました。
正直、最初は半信半疑。でも「無料相談なら失うものはない」と思って予約。相談では、食品メーカー志望の私に対して、かなり具体的で分かりやすいアドバイスをくれました。
- 食品メーカーの特徴と求める人材像
- 自己分析の深め方
- 企業研究ですべきこと
- ESや面接の準備方法
- 3ヶ月で追いつくためのロードマップ
「こんなに整理して教えてくれるなら、ここで頑張れるかもしれない」そう思い、私は入塾を決めました。
就活塾で変わった、私の「就活の進め方」
① 自己分析で“食品メーカーに向いている強み”を発見
私はずっと、自分のことを「どこにでもいる普通の学生」だと思っていました。
真面目で、コツコツ型で、周囲に気を配るタイプ。
でも、それが“強み”として評価されるなんて思いもしませんでした。
塾のコーチとの対話の中で、食品メーカーの仕事では、
「誠実に取り組めること」「継続力があること」「細かな変化に気づけること」
といった姿勢のアピールは武器になると教えてもらいました。
たとえば、私は飲食店のアルバイトで、清掃や在庫管理を丁寧に行うことを大切にしていました。これもコーチからは、
「こういう“当たり前を丁寧に積み重ねられる力”は、食品メーカーの仕事と相性が良いよ」
と言われて、初めて自分の経験と業界がつながった感覚がありました。
“え、私の当たり前って、業界的には強みになるんだ…”
自己分析ワークでは、学生時代の出来事を深掘りして、「私はどういう考え方で行動してきたのか」という価値観まで整理したことで、食品メーカーとの相性がはっきりと見えるようになりました。
② 業界研究で「受けるべき企業」がクリアに
それまで私は、食品メーカーを、なんとなく同じカテゴリーの企業として見ていました。ですが、就活塾で業界研究の進め方を教えてもらったことで、企業ごとの違いが少しずつ見えるようになりました。
コーチから教わったのは、「食品メーカーは扱う商品カテゴリーによって特徴が分かれている」という“調べ方の視点”です。
飲料、製菓、調味料、乳業、冷凍食品、健康食品・・・
最初は単なる分類にしか見えませんでしたが、
「それぞれの企業の取り組み方や、どんな価値を提供しているかを調べてみると違いが見えてくるよ」
というアドバイスをもらい、調べる軸がはっきりしました。
実際に企業研究を進めてみると、同じ食品メーカーでも、
- ブランドの方向性
- 社風や価値観
- 商品へのこだわり方
- どんなお客様を大切にしているか
といった違いがあることに気づき、「食品メーカーって思っていたより幅が広いんだ」と実感しました。
さらに、私の性格や価値観を踏まえながら、コーチと一緒に企業リストを整理していく中で、「自分に合いそうな会社」が初めて明確に見えてきたんです。
なんとなく興味がある企業が、“受ける理由を持てる企業”に変わった瞬間でした。
受ける企業が明確になったことで、企業研究の質も高まり、ESや面接の準備も一気にやりやすくなりました。
③ ES添削で「ありきたり」から卒業
最初に提出したESは、それはもう…驚くほど普通の内容でした(笑)。
“真面目に頑張りました”“協調性があります”といった抽象的な文章で、読んだ人が10秒後には忘れるような、そんな出来栄えでした。
塾では、行動の背景や意思決定の理由を深堀りしながら、「私だからこそ語れる経験」へと書き換えていきました。経験の棚卸しワークを重ねるうちに、自分の中にあった“食品業界に向いている理由”が自然と形になっていったのを覚えています。そしてESの通過率も徐々に上がり始めました。
④ 模擬面接で“本番で話せる自分”へ
食品メーカーの面接では、表面的な志望動機ではなく、価値観の深さを問われることが多いです。
・なぜ食品なのか
・なぜその企業なのか
・あなたが大切にしている価値観は何か
・グループでの役割、行動の癖
最初はどれも答えられず、面接が苦手すぎて落ち込む日もありました。
でも、塾の模擬面接では、「回答のどこが弱いのか」「どの経験を話すべきか」を具体的に改善してくれたので、それがそのまま本番対応力になりました。
練習を重ねるうちに、自分でも驚くほど自然に話せるようになり、“準備すれば、面接って怖くなくなるんだ”と実感できました。
結果的に、最終面接でも落ち着いて自分の言葉を伝えることができ、内定につながったと思っています。
そして迎えた本番――第一志望からの内定
最終面接の日は本当に緊張しました。でも、これまで積み上げた準備が後押ししてくれて、落ち着いて自分の言葉で話すことができました。
「内定」の文字を見た瞬間は、もう涙が止まりませんでした。「地方でも、私でも、できたんだ」そう思えた、忘れられない日です。
🗣️ 地方の就活生へのメッセージ
就活を始めた頃、私は「地方にいること」がすごくハンデのように感じていました。
説明会の数も少なく、周りに相談できる先輩もほとんどいなくて、ずっと不安でした。
でも、オンラインで情報を集めたり、誰かに相談したりするうちに、場所に関係なくできることって意外と多いんだなと気づきました。
私はたまたま就活塾に頼りましたが、塾に限らず、自分の状況を整理したり、アドバイスをもらったりする場があるだけで、気持ちが前向きになることも多かったです。
「地方だから無理かもしれない」と決めつけなくて大丈夫です。
準備の仕方が分かれば、受けられる企業の選択肢も広がるし、自分でも行けるかもしれないという感覚が少しずつ生まれてきます。
もし不安が大きくて動けない時期があるなら、ひとりで抱え込まず、誰かに話してみるのもいいと思います。私自身、その小さな一歩が道を変えるきっかけになりました。
📌 編集後記・まとめ(編集部より)
地方の大学で就活をしていると、都市部とは環境が違う分、情報に触れるタイミングや、企業との距離感に不安を抱く学生は少なくありません。
ただ、今回の体験談は、「地方だから不利」というわけではないということを教えてくれました。
むしろ、
- どんなふうに調べたらいいのか
- 何を優先して準備すればいいのか
- 誰に相談すれば視界が開けるのか
といった “進め方” が分かるだけで、状況は大きく変わるものです。
食品・飲料メーカーのように人気の高い業界では、準備の仕方や、情報をどう集めるかが選考に直結することがあります。これは地域に関わらず、多くの学生に当てはまる共通の悩みです。
島田さんは、情報が少ない状況の中でも「一歩ずつ準備を進めたこと」が、最終的に第一志望の内定につながりました。
真面目に取り組む姿勢やコツコツ続ける力は、どんな業界でも評価される大切な強みです。
いま不安を抱えている方にも、「今の場所からできることは必ずある」というメッセージが届けば嬉しく思います。
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