- 2017-10-13
- 2022-12-6
- 就活塾NAVIコラム
- 自己分析, 志望動機
理系の皆さんは、どのように就職活動をおこなっていますか?
理系と文系では就活のしかたも、企業側から求められることも違います。
文系の就活はいわゆるイメージしやすい典型的なものですが、理系の就活はそれとは違い、大学院に進学してからの就職活動や推薦で決まることも多いはず。
専門的なスキルを持っていることもあり、アピールできることも文系とは違ってくるのです。
だからこそ、文系とはまた違った就活方法を考えておきたいところ。
理系学生の就活はどうするべきなのか?
企業の選び方やアピールの仕方など、理系の就活ならではの特徴を就活塾の視点も交え紹介します!
目次
理系学生はここがすごい!就活にいかせる理系学生の特徴
理系学生のみなさんは、研究や授業などの学業に専念してきた人も多いはず。文系とは時間の使い方も少し違っていたのではないでしょうか。
つまり、文系とは違うアピールポイントがあるはずなのです。理系学生のアピールポイントとは?
主な3つを見てみましょう。
①マルチタスクができる
授業や研究活動に時間を割くことの多い理系学生は、多忙を極めている人も少なくありません。
けれどそんな忙しさに打ち勝ってきたことは、就活で大きなメリットになります。
多忙な毎日をクリアしてきたということは、それだけマルチタスクをこなしてきたということ。
スケジュール管理をこなせる能力や、締め切り通りに業務をこなせる能力が身についていることもあり、それらはすべて社会人になってからも十分にいかせることといえます。
②論理的思考、科学的思考で考えられる
順を追って説明できる、論理的に物事を考えられることは、冷静さがものをいう就活でとても大事なこと。たとえば就職活動の本当かウソかわからない噂は後を絶ちません。
それらにごまかされず、きちんと就職活動について考えて立ち向かえるのは強いのです。
感情論ではなく、どうしたら企業に「ほしい人材と思ってもらえるか」をきちんと考えられるところも。
③分析力が強い
日々の実験や研究で鍛えられた分析力は、就活でも役に立ちます。
業界や職種を調べながら、企業を分析したり自己分析をしたりすることは、就活の核の部分ともいえるところ。
分析力が強い理系であれば、これらをクリアできる力を持っているはずです。
忙しい理系学生の皆さんは、「就活準備なんてなかなかできないよ……」なんて途方に暮れる方もいるかもしれませんが、日頃の勉強やその姿勢が就活に役立ちますから、ぜひアピールポイントとして考えてみてくださいね。
文系にはない専門分野への挑戦!理系の就職先とは?
理系と文系では、業界や企業の選び方も少し変わってきますね。
理系ならではの進路、就職先の選び方とはどんなものなのでしょうか?
①専門職への就職
理系学生の就職先の特徴といえば、文系に比べて専門職になる人も多いということ。
業界でいうならば、以下のようなものが代表的でしょう。
・医療系
・電子工業
・建築業
また、職種としてもさまざまな業務が想定されます。
理系ならではというところでは以下のような職種があります。
・研究職
・開発職
・設計
・製造、生産
・品質管理
文系は専門職に就く方はほんの一握りですが、理系学生の皆さんは、自分が学んできた分野の専門職に携わることも多いとされています。
②大学院へ進学してから就職
研究職や開発職に就きたい人は特に、大学院への進学を検討している人も多いはず。
理系は大学院生の新卒需要もありますから、卒業後進学の選択肢もあります。
③自ら応募するだけでなく推薦枠も
理系学生は推薦枠があることも。
たとえば研究室の教授の紹介や学校推薦など、文系とはちょっぴり違うルートもあるのです。
ただ推薦でもらったところは、信頼関係もあるので辞退しづらいところも。
推薦で決めるときは、覚悟を決めて入る必要があるでしょう。
就活塾の視点:忙しい理系学生の就活の進め方
多忙な理系学生たちは、自分の勉強や研究と並行して就活をしていかなければなりません。
だからこそ、就活をするうえで最も重要なのがスケジュール管理です。
就活中は考えられるだけでも以下のような予定があるはず。
・学会や研究発表
・レポート提出
・会社説明会
・インターンシップ
・エントリーシート、履歴書準備
・面接
ほかにも理系ならではのスケジュールが立てこんでしまうことも。文系のように「早めに単位を取り終わっておけばOK」ということも少ないため、いろいろと気をもむところもあるでしょう。
就活が大学の予定とかぶってしまうこともありますから、スケジュールアプリや手帳を使って管理し、早めに準備をしておきましょう。
就活開始時期は年々早まったり遅くなったりと変化があるため、一概にはいえませんが、希望企業のインターンや説明会は早めにチェックしておきましょう。
また、下記の記事では学内説明会を活用する場合のメリットなども紹介しているので、ご覧ください。
要注意!理系就活生が陥りやすいNG就活とは?
理系学生のための就活方法をご紹介してきましたが、理系だからこそ気をつけておきたいこともあります。以下の3つのポイントは理系の就活としてぜひ気をつけておきたいNGな方法です。
①専門分野だけにとらわれすぎてしまう
自分の専門分野を大切にするのはよいことですが、それだけにとらわれてほかの業界をはずしてしまうのはNG。
あくまで専門分野を中心におき、それ以外の職種や業界にも目を向けてみましょう。
理系の皆さんが学生生活でやってきたことは、意外とほかの職種・業界でも役立つことが多いのです。
②文系企業を無意識に外してしまう
文系の企業はなし、というのは大きな間違い。
研究と関係のない企業に見えても、たとえばメーカーなどは研究開発部門を自社で持っていることも多いですから、業界が違っても職種で役立つことがあります。
また、クリエイティブ系でいえば、出版社は理系専門の出版社、理系番組の制作会社などもありますから、あなたの知識が役立つことも。
文系の企業だからといって理系が不利ということはまずありえないので、文系の企業も興味があれば受けてみるとよいでしょう。
③院卒が有利だと思いこみ、考えなしに進学してしまう
院卒が有利だと思い込んで進学を選んでいるならば、少し考えなおしてみる必要があります。
たしかに大学院に行くと有利なところもあるのですが、全てではありません。
たとえば、メーカーの研究職は院生が求められる場合もありますが、実際は学部生を優先する企業も多いのです。
もちろん院生は知識や場数の面で強いことはあるでしょう。
しかし、そんなことより早くキャリアを積んでほしいと思う企業も少なからずあります。
進学したい理由もないのに、考えなしに進学するのは控えたほうがよいでしょう。
就活塾の視点:ここを鍛える!理系就活生が克服すべきこと
理系学生は得意分野や専門としていることもたくさんあるため、就活でのアピールポイントもたくさんあります。
しかし、なかには理系だからこそ苦手かも、と思っていることもあるのではないでしょうか?
以下の2つは一般的に理系の学生に多いといわれる弱点です。
苦手意識のある方はぜひ、克服できるように努力してみてください。
<研究が得意ゆえに、コミュニケーションが苦手>
コミュニケーション能力に自信がない理系学生は多いもの。
そのぶんほかのところが秀でているわけですから卑下することはないのですが、理系だからといってコミュニケーション能力がいらないということはありません。
たしかに文系に比べてグループディスカッションがなかったり、面接回数が少なかったりということはあります。
しかし、自分の研究を正確に伝えたり、アピールしたりすることは仕事でもありえるはず。
面接でも役立ちますから、話す練習はしっかりしましょう。
学校や就活塾などで模擬面接を受けたり、友達に練習に付き合ってもらったりしてみてはいかがでしょうか。
<得意分野や専門分野ははっきりといえるが、それ以外に強みがない>
いままで研究してきた分野をはっきりといえるのはよいことですが、社会人はさまざまな能力を求められるもの。
できれば専門の研究分野以外でも、アピールできるところがあるとよいでしょう。
最初に紹介した理系ならではのアピールポイントは、あなたにも共通していることが多いはず。
今は明確に説明できないとしても、「専門分野以外何もない」なんて思う必要はありません。
あなたらしいアピールポイントを探してみてくださいね。
就活塾的まとめ:理系らしい就活方法で、自分の将来の道を見つけよう!
理系と文系では就活の仕方やキャリアの進め方も違います。しかし理系ならではの武器があり、スケジュール管理をしっかりやって活動すれば、おのずと結果はついてきます。
理系学生には理系学生らしい就活のやり方がありますから、是非この記事を参考に就活の計画を立ててみてください!
その他にも「就活についての情報が詳しく知りたい」、「ひとりで就活するのが不安だ」という方には「就活塾」の利用をおすすめしています。
就活塾を利用すれば、ひとりひとりに合わせたカリキュラムで受講でき、高い確率で内定を得ることができます。
就活について悩みがある方や、不安な方はぜひ、就活塾の利用を検討してください。