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プログラミングスキルは就活で有利?学び方から注意点まで徹底解説

「プログラミングスキルは就活で有利」だと、よく言われています。理系はもちろん文系の就活生でも、勉強すればスキルが身に付き、IT企業への就職に近づけます。

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そこで今回は、以下の順番で、プログラミングを学びたい就活生が知っておくべきことをお伝えします。

プログラミングスキルが就活で有利な理由

プログラミングを学ぶ方法

プログラミングを学ぶ上での注意点

さらにお得な勉強方法やプログラミングが向いている人の特徴もお伝えするので、参考にしてください。

プログラミングができると就活で有利な理由3選

プログラミングはプログラミング言語を使って、コンピューターに命令を出し、処理を実行させることです。コンピューターに何か処理をさせる際、人間の言葉を理解できないため、プログラミング言語で命令を出す必要があります。コンピューターが命令を処理し、実行するまでのプログラムを構築するのが、プログラマーの役割です。

よくシステムエンジニア(SE)とプログラマーを混同してしまう人がいます。おおまかには、システムの仕様書を作るのがシステムエンジニア、仕様書の内容を開発するのがプログラマーだと覚えておきましょう。

さて、プログラミングを学ぼうとする意欲があるだけでも、就活市場では有利となる場合があります。特にエンジニア採用では、仕様書を分かりやすく作れる人材が求められます。理系のイメージが強いですが、文章力が高い文系就活生もチャンスはあるのです。

現時点で知識やスキルがなくても、今後プログラミングを学ぶ意欲があることをアピールできれば、IT企業へ就職することは可能です

なぜプログラミングに対する前向きな意識が就活で有利になるのか、以下から3つの理由を解説します。

人手不足のIT業界で歓迎される

1つ目の理由は、現在IT業界でプログラミングスキルが大いに歓迎されるためです。

IT業界は深刻なシステム人材不足に悩まされており、2030年までに45万人不足するとされています
※「経済産業省 IT 人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」より

プログラミングスキルのある人材は、慢性的に人手が足りません。新卒の時点なら、これからプログラミングを学ぶ人でも意欲があれば、企業から歓迎されるはずです。

長期的に役立つスキルで転職や独立でも有利

2つ目の理由は、プログラミングスキルが長期的に役立つスキルだからです。

近年はAIやITを駆使して、新技術を開発する企業が増えています。スマホを玄関の鍵に使うような、モノとインターネットをつなぐ「IoT」技術を開発する取り組みも加速しています。

IT社会を支えるためには、プログラミングは不可欠。将来性のある業界で、長期的に使えるスキルなのです。

スキルを磨いていくことで、より条件の良いキャリアアップの転職も可能になります。近年はフリーエンジニアとして独立する人も多く、プログラミングスキルがあるだけで将来の選択肢が広がるのです。

現状プログラミングスキルがあれば、食うに困らないと言っても、言い過ぎではないでしょう。スキルを磨くことで企業から選ばれるのではなく、自分で仕事を選ぶことができるようになります。

論理的思考力や課題解決力が身に付く

プログラミングを学ぶことで、論理的思考力や課題解決力が身に付きます。プログラムを構築できるということは、論理的に考えて、課題解決に向けて的確な処理ができるということです。

プログラミングを通じて高度なスキルを培えば、的確な仕事ができる人材になれます。つまりプログラミングを学ぶことで、様々な業界で通用する社会人を目指せるのです。

プログラマーを目指さない就活生も、勉強する価値は十分にあると思います。

プログラミングを学ぶ方法

プログラミングを学ぶ意欲があるだけでも就活は可能ですが、少しでも学んでおくほうが有利になります。ITエンジニア職に対する興味ややる気の証明になりますし、即戦力として入社後のキャリアアップも他の人より早いと思われます。

ではプログラミングを学ぶには、どのように勉強すればいいのでしょうか。以下からはプログラミングの具体的な勉強方法を解説します。

独学で勉強する

ひとまず基本的なプログラミングスキルを身に付けたい人や、試しに勉強したい人は、一度独学で取り組んでみましょう。

書籍で勉強すれば、数千円程度の出費だけで取り組めますし、無料の学習サイトやYouTube動画で勉強する方法もあります。自分の好きな時間に勉強できるのも、忙しい就活生にとって大きなメリットですね。

ただ基本から応用に行くタイミングなどに、質問できる人がいないと、挫折してしまう可能性もあります。    

次からは、独学では挫折してしまいそうな人に向けて、おすすめの学習方法を紹介します。

プログラミングスクールに通う

最も効果的な勉強方法は、プログラミングスクールに通うことです。理由は、プロのエンジニアをはじめスキルのある講師から、直接プログラミングを教えてもらえるため。苦手分野や理解できないことを、講師にその場で質問できます。

また同じ志を持つ仲間と一緒に、1つのプログラムを構築し、動かす時間は有意義なものとなるはずです。仲間と何かをやり遂げた経験は自信につながり、前向きに就活に取り組めるようになりますね。

料金の相場は数万円~数十万円と、コースによって差があります。お財布の状況を考慮しながら、自分にとって本当に必要なコースを選びましょう。例えば集中的に基礎を学びたいなら、数万円程度の短期コースでも土台スキルを身に付けられます。これだけでも就活でアピール材料になるため、検討に加えてみるとよいでしょう。    

注意すべきなのは、いくら高額な料金を払っても、100%の確率で内定を得られるわけではないということ。人手不足のITエンジニア職であっても、受け身で向上心のない人は就活で苦労すると思われます。IT業界は環境変化が激しく、常に新しい技術やサービスの情報を追いかけて、自己研鑽する積極的な姿勢が必要になるからです。

「スクールに通えばエンジニアやプログラマーになれる」と安易に考えている人は注意が必要です。
主体的に学ぶ意欲がある人や、本気でIT人材を目指す人でなければ、スクールの時点で挫折する可能性もあることを覚えておいてください。


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インターンシップに参加する

お金をかけずに、なおかつ実践的なプログラミングスキルを身に付けたい人には、長期のインターンシップがおすすめです。

単に勉強するだけでなく、社会人に必要なコミュニケーション力も身に付けつつ、スキルを高められます。さらに長期インターンシップでは給与が出る場合も多く、お金をもらいながら学べる理想的な環境です。実際の現場で働きながら、リアルなIT企業の様子を見られるため、就職後にどんなことをするのか肌で感じることができるのも魅力の1つです。

社会人にふさわしいスキルを磨きながら勉強したい人は、ぜひ長期でのインターンシップを検討してみてください。

プログラミングで仕事をしたい就活生への注意点

ここまで読んで、プログラミングを今すぐ勉強しようと考えた人もいるのではないでしょうか。

もちろんITエンジニアになるためにプログラミングを学び始めるのは早いほどよいですが、いくつか注意点もご紹介したいと思います。ただやみくもに学習するだけでなく、以下のようなことにも留意しておきましょう。

そもそもプログラミングが向いているか考える

そもそもプログラミングが自分に向いているのか考える必要があります。

プログラミングに向いている人には、例えば以下のような特徴があります。

新しい技術を学ぶことが好き

サイト、アプリなどの構造や仕組みを解明するのが楽しい

目標に向けて地道に努力できる

長時間パソコンで作業していても苦にならない

IT技術への強い興味を持っていることはもちろんですが、地道な努力ができるかどうかが重要です。

例えばプログラマーは、日々コツコツとコードを書き、エラーがあったら修正することをくり返します。IT業界の花形のようなイメージがあるかもしれませんが、実態は地味な裏方業務を続けるポジションなのです。

修正が度重なると、ストレスを感じることも多いことでしょう。それでも「なぜエラーが出るのだろう?」と考え、改善策を追求し、前向きにプログラムの構造を解明しようと努力できる人こそ、真のプログラマーです。逆にパソコン上での地道な作業が苦痛であれば、プログラミングが不向きである可能性があります。

そのことを念頭に置いた上で、スクールの無料説明会などに参加し、一度作業を体験することをおすすめします。実際にコードを書きつつ、「面白い」と感じられるかどうか確認してみてください

勉強しただけで満足しない

プログラミングの勉強をしただけで満足してはいけません。独学やスクールで勉強したからといって、入社後に学んだ知識を生かしたプログラミングができるとは限らないのです。

簡単なプログラムを動かせたとしても、実際の現場ではより複雑なコードを書き、エラーにも対応する必要があります。勉強していたときは、エラーが出ても自分のペースでじっくり修正できたかもしれません。しかし現場では、エラーが出たら迅速に対応する必要が出てきます。

現場で働くためには、常に学習とスキルアップが必要であることを忘れないでください

遊びではなく仕事として取り組めるか自分に問いかける

プログラミングの勉強が面白くなってきて、遊びの感覚でプログラミングに取り組んでいる人がいます。もちろん楽しみながらスキルを高めていくことはよいと思いますが、こと仕事となるとやりたいプログラミングだけをやるわけではありません。仕事としてやる以上は、やりたくない業務も出てくることでしょう。気の進まないプロジェクトにも、会社から求められたら参加する必要があります。このあたりは意識を変えなければなりません。

仕事としてプログラミングに取り組んだとき、「本当に意欲を持って取り組み続けられるのか」自分に問いかけてみてください。

まとめ 就職後にプログラミングを仕事にできるか考えながら、勉強に取り組もう

プログラミングは有利に就活を進められる、魅力的なスキルです。
ただし肝心なのは、就職後にプログラミングを武器として働き続けられること。

「本当にプログラミングが自分に向いているのか」
「プログラマーの仕事に魅力を感じるのか」

プログラミングを単なる就活の武器ではなく、「仕事にしたい!」と思えるかどうかを勉強しながら自分に問いかけてみてください。気持ちが固まったらGO!です。

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