大学4年生の秋や冬になってなかなか内定先が決まらないと、焦ってしまいますよね。
そんなとき、「今年はもう無理かもしれないから、来年頑張ってみようかな」と思う方も多いのではないでしょうか。
つまり就職浪人をして、就活をもう1年おこなうという選択肢を選ぶことです。

しかし、就職浪人をすることは、単純にもう1回就活ができるというメリットだけではありません。
現役の新卒として就活をおこなうことと、浪人として就活をおこなうことには、さまざまな点で違いがあるのです。
今回は就職浪人を考えている学生の皆さんのために、就職浪人の特徴やメリット、デメリットを紹介します!

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目次

就職浪人とは?就職留年との違いはあるの?


就職浪人とは、いわゆる「就職先が決まらないまま卒業した人」のことを指します。
もう1年就活にチャレンジし、再度内定のチャンスをうかがうということです。

就職浪人する目的は人によりさまざまでしょう。
たとえば前年度に一つも内定がなく、泣く泣く就職浪人を選ぶ人もいますが、どうしても入りたい企業があったが落ちたために、再度挑戦しようとする人もいます。

ちなみに、就職浪人とよく同じにされるのが就職留年ですが、就職留年は「就職先が決まらないままもう1年大学に在籍する人」のことを指す場合もあるため、同じとはいえないことも。

このように就職浪人は、新卒という括りではなくなるため、就活でも新卒とは違った影響が出てくることがあります。
それでは次に、就職浪人した人たちがどんな待遇を受けているのかを見てみましょう。

正直なところ、就職浪人は不利なのか?就職浪人の待遇を知ろう!


就職浪人の待遇について少しでも調べたことがある人はわかるかもしれませんが、じつのところ就職浪人をすることは不利といわれています。
具体的に、どんな待遇なのかを見てみましょう。

■「内定が決まらなかった人」というマイナスイメージのスタート

就職浪人は、どんな理由があるにせよ「決まった一定期間にきちんと就職を決められなかった人」というマイナスイメージを持たれてしまう可能性があります。
もちろん、きちんと話を聞いてくれる企業もありますが、このマイナスイメージが先行してしまい、採用試験で落とされてしまう可能性もあるのです。

■比較的ハードルが高くなってしまう

就職浪人した人は、現役大学生に比べて1年の猶予があります。
その分企業は「ほかの現役生よりも上回っているところ」を知りたがります。
そもそも新卒を中心に募集している中で既卒の受験者を検討するわけですから、新卒よりも優れているところを期待されることが多いのです。

■面接にある程度通ったからといって不安が消えるわけではない

就職浪人をしていたとしても、ある程度の面接は通ります。
さらに最初のほうは、就職浪人した理由もほとんど聞かれないことが多いのです。
一見すると、「あれ、就職浪人ってそんなに不利じゃないかも?」と思うことでしょう。
ところが、ある程度面接を進むと、就職浪人について聞かれることも増えます。
最初は気にならなくても、ある程度絞ってきたときに初めて「就職浪人している」ことがネックになってきてしまうというケースが多いのです。

■最終面接では在学生を選ぶ可能性が高い

最終面接までこぎつけたとしても、まだ不安が残ります。
たとえば最終局面において、「新卒」と「既卒の就職浪人」の二人が残った場合、企業はどちらかというと現役を選んでしまう傾向にあるからです。
就職浪人のほうが期待できるスキルが高ければ、こちらを選ぶ可能性もありますが、どちらも同じような実力であった場合は、新卒を選ぶことでしょう。
企業が求めているのは、「今後に期待できる若い新人」だからです。
マイナスイメージも強く、年齢も重ねている既卒よりも、新卒のほうが好まれる可能性が高いのです。

このように、就職浪人をすることには不利な面が目立ってしまいます。
しかしながら、不利であることは待遇だけではありません。
就活自体においても、いくつかのデメリットがあるのです。

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就職浪人するデメリットを理解しておこう


就職浪人の不利な部分をいくつかご紹介してきましたが、ほかにもいくつかのデメリットがあります。就活における就職浪人の5つのデメリットをご紹介しましょう。

①新卒でなくなる

もっとも大きな理由はここです。
多くの企業は新卒を求めているため、就職浪人することで、採用試験を受けられる企業が少なくなります。
近年では「卒業から3年以内」などといった就職浪人を受け入れる姿勢がある企業も増えていますが、新卒を求めているところのほうが多いでしょう。

②大学のサポートを受けることができない

大学で利用できるさまざまなサービスが使えなくなってしまいます。
就職課でおこなわれていたサービスは受けられませんし、大学のパソコンやプリンターなどの道具も借りられなくなってしまいます。
就職における問題を自力で解決したり、借りていた道具を自費で購入したりする必要が出てきてしまうのです。

③就職活動に余裕を持ちすぎてしまう

もう1年余裕を持てるということは、それだけゆるく考えてしまう人も多いもの。
準備期間も十分にあるし、一度就活をしたことがあるのだから余裕もある、そんなふうになんとなく大きく構えてしまいがちなのです。
しかしながら、就職浪人はただでさえ不利な面が多いため、のんびりと過ごしている余裕はありません。
準備期間が多い分、現役生たちよりもしっかりと対策を練らなければならないのです。
この余裕が結果、就職浪人たちの首を絞めてしまうことになることも。

④実際に入社してからもスタートに出遅れてしまう

内定後の話になりますが、入社してくる同期たちはほとんど年下です。
もともとの同期よりも数年遅れて入社することに、つらさや居心地の悪さを感じてしまうこともあるでしょう。

⑤一緒に就活を頑張れる友人がほとんどいなくなってしまう

これまでは同じ学年の友人たちとともに就活をやってこれたかもしれませんが、彼らは一足先に社会人になってしまいます。
孤独に就活を進めていかなければならないことも、就職浪人のデメリットといえますね。

見てきたとおり、就職浪人をするのにはデメリットがかなり多くあります。
しかしながら、毎年一定数の就職浪人がいることもまた事実。
就職浪人には、いくつかのメリットもあるからです。
次は、メリットについて見ていきましょう!

それでも就職浪人するメリットってある?


不利な待遇やデメリットの面がどうしても目立ってしまう就職浪人ですが、それでも就職浪人をする人は毎年必ずいます。
それは以下の4つのメリットがあるからでしょう。

①就活の準備期間を持てる

準備期間がしっかりと持てることは、就活の大きなメリットになります。
大学生の間は授業や卒論、ゼミ、サークル、アルバイトとさまざまな活動に精を出している人も多かったはず。
だからこそ、いつの間にかばたばたと就職活動が始まってしまって、結果としてうまくやれなかった人もいることでしょう。
就職浪人はそれらの時間をほとんど就活に充てられるわけですから、じっくりと策を練ることができます。

②自分の就活の経験をいかして対策を練ることができる

1年目に失敗したことをいかして就職活動をおこなうことができます。
また、新卒で就活を始める人たちは、就活自体が初めてであることがほとんどですから、慣れているという点でも心に余裕を持つことができるでしょう。

③就活のスケジュールを組みやすい

就活といえば、スケジュール管理がとても大事ですよね。
いきなり面接や説明会の予定が入ることもありますが、就職浪人であれば時間の余裕もあるはず。
ほかの大学生に比べて、スケジュールを組みやすいのではないでしょうか。

④大学に在学するよりはお金がかからない アルバイト生活でも

就職留年をする場合、どうしても在籍することで学費がかかってしまいます。
就職浪人であれば、学費をかけずに生活費のみですむため、お金があまりかかりません。アルバイト生活でもなんとかなるでしょう。

デメリットに比べると少ないですが、それでもこのようなメリットがあるため、就職浪人を選ぶ人がいるのです。では、デメリットをはねのけて就職浪人で内定をゲットするには、どんな対策をすればよいのでしょうか。
次は対策方法を見てみましょう!

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就職浪人をした人が対策しておくべきこと


2回目の就職活動をおこなう場合、1回目と同じやり方では内定を取るのは難しいはず。
就職浪人をするのであれば、デメリットをはねのけられるように、しっかりと対策をすることが必要になります。
以下の4点をポイントに、新たな策を練ってみることをおすすめします!

①あくまで不利であるということを理解しておこう

忘れてはいけないのが、就職浪人は現役の就活生に比べて、どうしても不利になってしまうということ。デメリットの部分で述べたような欠点が多く目立ってしまいます。
しかし、不利ということをわかっていないのといるのとでは、就活中の行動も変わってくるはず。
就職浪人はあくまで不利であることを念頭において、冷静に対策を練りましょう。

②1度目の就活の反省点を見いだしておこう 1度受けた企業でも

学生時代におこなった就活を思い返しておきましょう。
「あのときああすればよかったな」という反省点も多く出てくるのではないでしょうか?
反省点を見返して改善することは、あなたを内定へとぐっと近づけてくれます。
就職浪人のメリットは1度就活を経験していることですから、これを大いにいかしましょう!1度受けた企業でも積極的にチャレンジしてよいと思います。

③自分がなぜ就職浪人をしたか明確にしておこう

就活の面接などで「なぜ就職浪人したのですか?」と聞かれる可能性は高いです。
いつでもきちんとした答えをいえるように、どうして就職浪人したのかを明確にしておきましょう。
ただし、「就職先が決まらなかったから」というようなマイナス意見はNG。
「〇〇を目指したかったから」のようなできるだけポジティブな意見にし、さらに「なるほど、それでは就職浪人するのもうなずけるな」と面接官に納得してもらえるような意見を取り入れましょう。

④資格取得など、スキルアップをしておこう

せっかくもう1年時間をかけるわけですから、有効に時間を使うようにしましょう。
これまで授業やゼミ、サークルなどで使っていた時間を資格取得などのスキルアップに使うようにしてみてはいかがでしょうか。
就職浪人は不利な面も目立ちますから、その分スキルでアピールするというのはとても有効な方法といえます。

⑤就職浪人か新卒かに左右されにくい企業をチェックしておこう

近年では通年採用や、新卒既卒の区切りを分けない採用なども増えています。
次の学年の採用時期に応募することも重要ですが、こうした通年採用や既卒でも採用されている実績のある企業をチェックしてみるのもおすすめです。
大手企業でも多くありますから、視野を広げてみてくださいね。

まとめ:就職浪人は不利な面が多い……やるなら覚悟を持って挑もう!

就職浪人はお話してきたように、どうしても不利な面が目立ってしまいます。
しかし、「どうしても入りたい企業がある」「しかたなく就職浪人してしまった」などというケースもあることでしょう。
そんなときでも不利な面があることをしっかりと理解し、対策するようにしましょう。
準備期間があることや過去の反省を活かせる面では、就職浪人に強みがあります。
就職浪人を決めた方は、覚悟を持って挑んでみてくださいね。

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