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企業からオファーが来る?! 逆求人・スカウト型サイトの活用方法

企業からオファー、スカウトを受ける就職活動の新しい形は、浸透しつつあります。特に情報感度の高い学生は早くから利用しているようです。ただし、登録だけしていればよいわけではなく、利用するにしてもうまく活用するにはポイントがあります。詳しく解説していきます。

オファー型サイトの活用方法

そもそもオファー型とは?

学生がインターネットやイベントを通して、経験・スキルをアピールし、興味を持った企業が学生に選考や自社イベントの参加をオファーする手法です。ここ数年で利用する企業が増えています。

「就職活動とは、ナビサイトに登録して自分で興味のある企業に応募するもの」と思っている学生は要注意です。ナビサイトを通しての就職活動だけが就職活動ではありません。近年、様々な手法が出てきています。

なぜオファー型が増えているのか?

ここ数年企業の採用意欲は高いですが、基準を下げてまで採用しているわけではないので、優秀な学生は取り合いになっています。これまでは、ナビサイトを通じて自社に申し込んでくれる人を待つ、説明会に来てくれる学生を待つ、という企業側が受け身であるスタイルが一般的でした。ここ数年は、企業側から学生に積極的にアプローチする動きが活発化しています。オファー型が増えている理由の一つです。

企業にとっては、「通常だったら興味を持たない学生層に能動的にアプローチできる」という大きなメリットがあります。学生の志望と企業側のニーズは一致しないことは多いです。例えば、食品業界のなかでも洋菓子業界は女子の人気は高いですが、企業側は男子のバリバリの営業が欲しい、ということもあります。文系ばかりが応募する企業が理系の学生を欲しがっている例も多くあります。

オファー型を活用する学生のメリットは?

学生側がオファー型を活用するメリットはどうでしょうか。大きく3つのメリットが考えられます。

・自分のことを評価してくれる企業に出会える
・自己PRを必然的にブラッシュアップすることになる
・自分の知らない業界・企業を知り、視野を広げることができる

自分で応募する企業数には限りがあります。オファー型であれば、多くの企業に見てもらえる可能性があります。自分が入力した自己PRや経験をみて、高く評価してくれる企業からお誘いが来るのは大変うれしいものです。自分が全く興味がなかった、知らなかった業界からオファーが来ることもあります。多くの学生は社会経験がないため、狭い知識範囲で希望する業界を考えています。しかしながらオファーを受けることで、自分が活躍できるフィールドが広がる可能性があります

また、オファーを受けるために必然的に自己PRをブラッシュアップしていくことになりますので、それをエントリーシートに活用することができます。企業に見られることを意識して、経験を言語化することはESや面接など就職活動全般に役立ちます。必ずしもオファーを受けた企業の選考を受けることだけがメリットではないのです。

就活生

ナビとの併用の勧め

就職活動においては、リクナビやマイナビなどのナビサイトからの応募とオファー型を併用することをお勧めします。オファー型に登録したからといって全ての企業が見ているわけではありません。オファーを出す企業は各サイト運営会社が契約している企業のみとなりますので、限りがあります。自分が応募したい企業は自分で応募するしかありません。

自分が希望する企業はナビで応募して、オファーを受けた企業を第二志望群の企業と位置づけるのでも構いません。オファーをもらったとしても、当然選考のプロセスはありますので即内定というわけではありません。限られた就活期間ですので、就活を戦略的に組み立てていくために、ナビとオファーを併用することをお勧めします

オファー・スカウトを受けるためのポイント

オファー型サイトに登録しているだけでは企業からのオファーは来ません、自分の基本情報、希望条件、自己PRなどがないと、企業もオファーをするかどうかの判断が出来ません。また、それらを記入しているだけでもダメで、企業がオファーをしやすい条件や、魅力に感じる自己PRなど、賢い活用方法があります同じ大学・学部の学生同士でも、オファーが来る企業は全く異なります。自分で工夫して、オファー型サイトを攻略しましょう。

記入量・文字数(プロフィール入力率)

オファーを受けるためには、ある程度入力していることが前提となります。企業側がオファーするかどうかを判断する材料という観点でも重要ですが、企業側が検索したときにヒットしやすくするという観点でも、入力する量は大事ですオファー型サイトには、プロフィール入力率のようなものがあります。70~80%以上になるように、埋めていきましょう。

希望条件の選び方

希望条件を絞りすぎないことがポイントです。希望業界や希望職種については、1つだけでなく複数を入力しておきましょう。「自分の知らない企業や業界からオファーを受ける」ということもオファー型のメリットなので、広く条件設定をしておくことをお勧めします就活生の中にはこの業界、この仕事しかやりたくないと条件を絞りすぎて失敗するパターンも多いです。ナビで応募する企業は絞ったとしても、オファーは広く受け付けることをお勧めします。

地方の学生は、絶対地元に残るということでなければ希望地域は広く設定しておきましょう。地元を第一志望とするのは構いませんが、それだけだと受けられるオファーは少なくなるでしょう。企業は圧倒的に東京に多いので、広く設定しておくことをお勧めします。

ログイン頻度

ログインの頻度も重要な要素です。「このサイトを活用しているかどうか」「情報が新しいかどうか」の判断材料になります。企業側もできる限り反応の見込める学生にスカウト発信したいです。

就活時期には少なくとも数日に一度はチェックして、情報をアップデートできるようにしましょう。

記入内容(自己PR、プロフィール)

最も重要なのは自己PRです。エントリーシートにおける自己PRの書き方と同じですので、本サイトのコラムや多くのWEBサイトで紹介されている内容を参照し、魅力的な自己PRを作成しましょう。

エントリーシートと異なるのは、何度でも書き直せるということです最初はうまく書けなくて自分の納得度が低いかもしれませんが、それでもひとまずアップしておきます。その後、インターンシップに応募するなどで自己PRを書く機会は増え、徐々に質は上がっていきます。それらをうまく生かして、随時ブラッシュアップしていくことをお勧めします

プロフィール写真も重要です。履歴書に貼るような証明写真である必要はありません。いい表情の普段の自分らしい写真をチョイスしましょう。

キャリアアドバイザー

自己PRの書き方について詳しく知りたい人は下記のコラムもご覧ください。

「自己PRのネタがない?アイデアが浮かばないときの対処法【新卒就活】」

オファー型サイトはいつから使い始めるのがよいのか?

企業からのオファーは、採用のオファーだけでなくインターンシップもあります。オファー型サイトは、就職活動が本格化する前の段階の利用価値が高いです。サイトのことを知らずに就活に突入するともったいないです。時期的には、3年生の夏のインターンシップのオファーは5月ころからスタートします。

就活が本格化する前に、自分で工夫しながら自己PRを考えるとよいでしょう。オファーをもらうための工夫をすることは、自分をどうアピールするかを考えることです。オファーが来なかったらどう工夫すればいいか考えますし、企業からのメッセージで評価された部分が分かれば自信が持てます。

オファー型サイトを選んで利用しよう

逆求人型サイトとも、オファー型サイトとも言われますが、大小さまざまなものが存在します。一番メジャーなのがオファーボックスで、次に大手の力で利用者が増えているのがdodaキャンパスです。企業からのオファーを受けるといっても、契約している企業からのオファーしか来ませんので、「どれくらいの企業が契約しているのか」ということが重要なポイントになります。

2023年4月時点で、オファーボックスは14,000社、dodaキャンパスは7,600社との契約があるとホームページに記載があります。契約者数でいうと、おそらくこの2サイトが上位1,2位と言えるでしょう。男子就活生

Offer box(オファーボックス)

http://offerbox.jp/

オファー型サービスを2012年に開始したパイオニア的存在
毎年多数の内定者を輩出しているおすすめ度No.1のサービス

dodaキャンパス

https://campus.doda.jp/

人材大手のパーソルと教育大手のベネッセの合弁会社ベネッセiキャリアが運営

キミスカ

https://kimisuka.com/

ヘッドハンティング会社グローアップが運営する逆求人サイト

オファーの他にも「就活についての情報が詳しく知りたい」、「ひとりで就活するのが不安だ」という方には「就活塾」の利用をおすすめしています。

就活塾を利用すれば、ひとりひとりに合わせたカリキュラムで受講でき、高い確率で内定を得ることができます。

就活について悩みがある方や、不安な方はぜひ、利用を検討してください。

まとめ

オファー型の就職活動は新しい手法で、利用する企業や学生が増えています。ナビサイト2つ、オファー型サイト2つくらいを組み合わせて使うことをお勧めします。3年生の5月頃から利用できるように準備をしておきましょう。

自分で応募したい企業はナビサイトから、自分の知らない企業とはオファー型サイトで出会う、というように上手に使いこなしたいところです。もちろん知っている企業から思いがけずスカウトが来るケースもあります。
新しい手法についても積極的に研究し、納得の就活ができるようにしましょう。

 

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就活塾NAVI編集部

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