会社説明会は「業界や企業について教えてもらう場」と思っていないでしょうか。もちろん、知るための場であることは間違いないのですが、「教えてもらう機会」と考えると受動的になってしまいます。

主体的に、積極的に会社説明会の場を活用すること、選考の場であることを意識することで、その他大勢の就活生の一歩先行く就活ができます。このコラムでは就活塾の視点で当日のマナー、事前準備、質問について解説します。是非理解を深めてください。

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 事前の準備:行きたい企業は必ず調べていこう

会社説明会は下調べが必須です。なぜ下調べが必要なのでしょうか?

・会社説明をより深く理解するため
・良い質問を考えるため
・自信をもって会社説明会に行くため

会社説明会では、参加者は全員同じ話を聞くことになりますが、事前に下調べをしているだけで説明している内容の理解度が大きく変わります例えば、IT業界で自社で商品を開発している企業であればホームページをみると、どのような顧客に商品を提供しているか分かります。事業の範囲を把握したうえで説明を聞くと、理解度が高まります。

また、事前に調べると疑問を考えることができます。質問を10個程度考えておき、会社説明会で解消できた疑問以外を質問するようにしましょう。良い質問をするのには、ある程度知識が必要です。事前に考えておくことをお勧めします。

事前にある程度知識があり、質問も考えた状態で会社説明会にのぞむと、気持ちに余裕が生まれます。周りをよく見れるようになります。

では、どのようなことを調べておくべきでしょうか。以下のような観点で調べておくことをお勧めします。

・事業内容
・経営理念
・その企業が所属している業界の特徴、状況
・商品・サービス
・顧客
・部門や事業領域
・募集している職種

こういったことを理解しておけば、予習としては十分でしょう。
また、学生に向けて社長や人事担当者からメッセージなどがあれば、一読しておくとよいです。今後の会社の方針や求めている人物像など、たくさんヒントがあります。

予習すると、その企業がどのように自社をアピールするのか冷静に見ることができます。説明を客観的にとらえる視点を持てると、自分の判断に自信が持てるようになるだけでなく、面接でも評価されやすくなります

直前にスマホで調べることもできますが、企業のホームページはスマホ版とPC版で情報量が異なる場合もあります。できれば時間に余裕をもって、PCで見ながら、情報を整理したいところです。全部の企業にそのようにできなくても、志望度の高い企業は下調べにぜひ十分な時間を取るようにしてください。会社案内

会社説明会で押さえておくべきマナー!

就活生が最も気になるのがマナーかもしれません。減点になるような行動をしないようにするにはどうしたらいいか、気になるところでしょう。マナーがよくて採用ということはありませんが、常識的なマナーができずに不採用になることはあります。実際、最低限押さえておくべきマナーも理解していない就活生も少なくありません。

  • 受付には早く行き過ぎない
  • 帽子・コート・マフラー・手袋は会場に入る前に脱ぐ
  • 受付では大学名と名前を明るくハキハキと言う
  • 書類の受け渡しは両手で相手の目をみて行う
  • カバンは机の上に置かない
  • 座席が自由の場合は積極的に前の席に座る
  • 足を組んで座ったり、腕組みをしたりしないこれらの注意点だけを見たら、当たり前のように見えるかもしれません。しかし、意外にできていない就活生が多いです。例えば、コートは脱いでいるがマフラーしたままという学生も見受けられます。最もできていないと感じるのは、受付で「明るくハキハキと話すこと」です。緊張のせいか表情を作れない学生も多いです。説明会であっても、個人個人の評価対象になっている場合があるので、見られていることを意識して行動しましょう

就活塾の視点:同じ説明でも差がつく!説明を聞くスタンス

同じ説明を聞くのでも、参加のスタンスで大きく差がつきます。説明を聞いて勉強になったということだけではもったいないです。選考の場として積極的に参加しましょう。他の就活生と差がつくスタンスをチェックして、実践していきましょう。

・批判的思考力を働かせて聞こう
・質問を考えながら聞こう
・メモは事実だけじゃなくて気持ちも書いておこう
・適度にうなずく 表情も大事

批判的思考力とは、単純に批判をする思考ではなく、論理的で偏りをなくし物事を多面的、客観的にとらえる思考を意味します。説明会では、説明された事象をそのまま理解するのではなく、その背景にあること、なぜそうしているのかを考えることが重要ですそれは質問を考えながら聞くことにもつながります。疑問に感じないことは質問もできません。質問を考えられない人は、知識が無いか思考が浅い場合が多いです。批判的思考力と良い質問はつながっています。質問の仕方については次のパートで説明します。

メモの書き方も重要です。会社説明会で得た情報を、単に知識と考えるのではなく自分の就活やその企業の選考に生かすことが大事です。投影スライドを単純にノートに写すのではなく、採用担当者が何気なく話したことで重要なこともメモしておきましょう。採用担当者にとって「スライドに載せることはできないけど、目の前の学生に伝えたいこと」はあります。

また、説明された事実だけでなく、その時に自分が感じたことも書いておきましょう。あとで志望動機を考えるときに役立ちます。「その企業の何に惹かれるのか」を意識してメモを取るようにすると後で楽になります。

就活塾の学生

就活塾の視点:良い質問をするコツ、質問でNGなこととは?

会社説明会では質問の時間は設けてあります。ここで先陣を切って質問できたら、志望度の高さをアピールできるでしょう。もちろん、それだけで加点がつくとは限りません。質問の内容、質問のときの態度・表情なども重要です。すべての会社説明会で質問しないといけないことはありませんが、「モジモジして質問できない自分」が嫌なら、質問のコツを把握し、事前準備をしてのぞみましょう。

会社説明会で質問をするときの注意点は以下のようなことです。

  • 質問をする前に大学名と名前を述べる。
  • 聞き取りやすいように大きな声で話す。
  • 質問をするときに難しい顔をしない。満面の笑みでなくても構わないが、柔らかい表情で口角を上げる。
  • 他人と重複する内容の質問は控える
  • 質問が長くなり過ぎないように簡潔にまとめる
  • 余計な前置きをせずに、聞きたいことだけを聞く
  • 最初に質問の目的を伝える
  • 一度に複数質問しない。多くても2個までで、長くなりすぎないようにする。
  • 自分にだけ関係する質問は控える
  • 調べればわかることは質問しない

手を挙げる、挙手

質問の入り方

質問の入り方としては、以下が無難です。

「本日は貴重なお話ありがとうございました。○○大学の○○○○です。○○について教えてください。具体的には・・・・・」

最初に簡潔にお礼を述べ、大学名と名前を名乗ります。次に何に関する質問なのか目的を明確にします。これだけで相手に伝わりやすい論理的な質問の仕方に近づきます。

質問の内容の前に態度

どのような質問をすればいいか悩む前に、質問の仕方も重要です。声の大きさ、笑顔、簡潔にする、などです。緊張から堅い表情になりがちです。ずっと笑顔でいるのも気持ち悪いですが、採用担当者の回答後に、ありがとうございますという時には、笑顔で応えいたいところです。明るくハキハキと話すように心がけましょう。

会社説明会で望ましい質問とは?

「他の人にも役立つ質問かどうか」という観点で考えるとよいでしょう企業研究が深まるような企業活動に関する質問は他の人にも参考になります。逆に、自分だけに関係するような質問は避けましょう。聞き方を変えるだけでも印象は異なります。例えば、「私は文学部なのですが、SE職に応募できますか?」ではなく、「SE職の文系理系の割合を教えて下さい」のほうがベターです。

就活塾でも教えていること・参加スタンス

企業によっては会社説明会で個別の学生をチェックしています。積極的に行動できれば、アピールの機会になります会社説明会だけでは合否の判定は下りませんが、この場を十分に活用できるかどうかでその後の活動に大きく影響します。就活塾でもこのあたりのことはしっかり教えています。

事前に準備をできるかどうか、当日に主体的に参加できるかどうか、選考の場と思ってマナーや態度を実践できるか、などで企業理解や志望動機、面接の態度やマナーのレベルが上がっていきます。

会社説明会にいざ行くことになって、どうしたらいいか分からないという就活生も少なくないと思います。何にどう気をつけるべきなのかをこのコラムで把握したうえで、苦手な部分は練習したり意識して、会社説明会に参加するようにしましょう。

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